エンジェル・オーブ・ミュゥズィーック!

歌え!私のために!唄種でーす。


劇団四季のオペラ座の怪人に行ってきました。

なんか、musicalって、何言ってるのかわかんない!

でも、ものすごい圧巻でございました。

装置も衣装も舞台美術も、もちろん役者さんたちのお芝居と歌唱力も!

なんだこれ!人間の仕業なのか!?
そら、環境破壊も進むよね!ってくらい。
人の作り上げる総合芸術を目の当たりにしました。

中でもオペラ座を象徴する『シャンデリア』が、オペラ座の怪人のあの有名なテーマに乗せて、ゆっくりと客席の真上に上がっていくシーンは寒気を感じます。

ヒロインのクリスティーヌと、プリマドンナ(?)のカルロッタの見事なコッラトゥラソプラノは、あんぐり空いた口が塞がらないほどきれいな装飾音を見事に歌い上げていたし、

何より、怪人。

怪人ヤバイです。


オペラ座の怪人をご存じない方はネタバレになるので気を付けて下さいねっ!


怪人は、クリスティーヌという小娘の歌声と心根と、そして、きっとちょっとかわいらしい見た目にも惚れてしまったんですね。

自分は醜くて、母親にも愛されず、捨てられて、サーカスの見世物小屋に入れられていたぐらいだから、綺麗なものに対してとても憧れがあるんですね。

でも、生まれてから人の愛にも触れず、長年オペラ座の地下に一人で住んでて、素晴らしい音楽や建築の才能を持っていても、人前に立つことは出来ない彼は、性格が、完全に歪んでしまいました。

人、殺しますからね。
劇中だけで二人。
その他合わせたら大変なことになるんじゃないですか??

クリスティーヌが好きで好きで仕方ないけど、無理ですよね。
犯罪者ですし、完全に狂愛の域です。
幸せにはなれません。

クリスティーヌに、一度口づけをもらいますが、それもクリスティーヌが愛する男性を怪人から守るため。

そんな二人の姿を見て、怪人は心を打たれたのか、二人を逃がし、自分は姿を消します。


そのなんとも言えない怪人が一人で消えていくシーンが、もう本当に!

ほんっとうに泣けました…

その直前まで、全く歌詞が聞き取れねぇ!と必死だったのに。

むむ。
musicalの楽しみ方を私間違えた気がする!

リベンジに行かなければ!