どうも、こんにちは。


朝陽君が忙しいようで。

度々唄種ですみません(ノ_-。)



最近、雨が多いですね。


雨っていえば、何が思い浮かぶでしょう。



私の場合は、


蛙。




なんでって?


彼らは、私にどん底の恐怖を味わわせたのです。

(『味わわせる』って変な感じですね。文法的には正解らしいですケド。)



あれは夏い暑の日。


間違った!…暑い夏の日。


私の父方の両親は、岐阜に住んでいました。

ちなみに私の戸籍は岐阜県八百津町です。(豆知識)


本当に山奥で、人里なんて10分くらい歩かないと見えないくらいです。

近くには、白川町という町があります。


…かの有名な白川郷のある白川村とは直接の関係はありません。


名産品は、茶。



さて、そこには、随分昔に閉鎖したプールがありました。


25Mのプールと子供用の浅いプールがあるだけの、

シンプルプール。


放っておかれすぎて、プールに張ってある水には、コケが生しています。


放っておかれすぎといいましても、水はいくらでもあります。

周りは手の入っていない大自然。

排水口と放水口は開け放した状態で、水は常に循環しています。


しかし、塩素を入れたりといった手入れはしていませんので、

コケが生しちゃったわけですね。


プールの形をした、ただの池です。



そんな寂れた雰囲気をがっつり醸し出しているプールに、


地元民は遊びに行くわけです。



例にもれず、地元民である祖父母も、盆暮れ正月にしか訪れない孫たちを連れ、


プールらしきその池に連れて行ってくれます。



確か、まだ小学生にも上がらない時分だったと思います。


私の水着は、トマトの水着でした。


トマト柄ではなく、


帽子と水着合わせて着ると、トマトになるんです。



わざわざそれをチョイスする辺り、


家の母も侮れません。



…話がそれましたね。



今の子どもたちが見たら恐らく驚嘆するプールかもしれませんが、


すっかり田舎の暮らしには慣れていた私たちにとって、


コケの生した真緑色のプールなんて、何てことはありません。


何の躊躇も無く従兄弟たちは飛び込んでいきます。


トマトな私は、お祖母ちゃんに抱きかかえられて、入水。


バシャバシャと可愛げに2人で遊んでいると…


私の横を何かがスイーッと通り過ぎます。


蛙です。


しかし、そのときの私には、蛙に何の恐怖感もありませんでした。


ところが、ふっとお祖母ちゃんとその蛙の行き先を眺めていると。



ん??たくさんいるねぇ。


…ん!??たくさんていうか…



いつの間にか、祖母と私は、

蛙ちゃんたちに取り囲まれていたのです。


蛙ちゃんの目だけがキョロキョロと見えています。


縦横無尽に泳ぎ回る無数の蛙ちゃんたちは、


正直に申し上げますと、



キモチワルかった…

・°・(ノД`)・°・



私は、泣き叫びました。

トマト、大号泣。


お祖母ちゃんは


『蛙は襲ってこなんだよー』

(蛙は襲ってこないよ)


と私をヨシヨシしてくれましたが、


襲って来るとか来ないとか、


そういう問題ではありませんでした。



あの光景は、時々夢に出るほど、


ショッキングな出来事でした。


正にヴィジュアルショック。



それ以来、『蛙』は天敵です。


彼らを触るなんて、到底出来ない子どもになってしまいました。


もちろん今も、恐怖心が拭えません。