『サザエさん』と打つと、


『8(*^^*)8』


が出てきました!
可愛い!!


今晩は。唄種です。


本日唄種家の食卓には、

『8(*^^*)8のつぼ焼き』

が上りました。


なんてリッチ!


唄種は昔、おじーちゃんとおばーちゃんとお父さんと一緒に食べたサザエのつぼ焼きが忘れられないくらい美味しかったので、テンションマックスでした。

ちなみに、お母さんは弟を産んだばかりだったので、お留守番でした。


一個千円もする屋台のつぼ焼きは感動するほど美味しかったのです。


それが!その8(*^^*)8が!

今夜は2つも食べられる…!
嬉しさで、思わず小躍りすることを許して欲しい!


頂きます!をいうが早いかサザエをほじくり出すのが早いか、
いの一番にサザエを堪能しようとしたわけです。

いやしんぼの唄種は、普段不器用なくせに、サザエを貝から出すのはとても上手でした。

そして、引きずりだしたものに、私は…私は…!




………初めてでした。


食べ物に絶句したのは。


サザエさんは、あんなにもグロテスクなものだったのですね。

とりあえず、長いグニャっとした緑色の部分は苦いらしいので大雑把に取り除き、

絶句したままながらも口に入れてみました。


………ニガひっ……!

……おいしくなーい…


緑色の部分、徹底的に取り除かなくてはいけなかったようです。

白い部分は歯触りがコリコリしてるし美味しいは美味しい。

ところが、皿に残る緑色のグニャっとした長い部分。
まるで、緑色のナメクジみたいです。
リアルナメック!


見ているだけで、胃の中から何かがせり上がってきます。

私は、早々と緑色のグニャっとしたナメクジを流し台でポイしました。


昔、祖父が食べさせてくれたサザエは、私が殻から取り出すと、白い美味しい部分だけが着いていました。

苦くて見た目の悪い部分は、お店の人が取り除いてくれていたのか、

はたまた祖父が先に食べてくれていたのか、

こどもの頃の記憶は曖昧です。

私には、美味しくて、ただただ楽しい思い出だったのですが…

そうか。
大人になると、色々と真実がわかるものなんですね。

サザエさんの見る目が変わりそうな程、

今夜の私はショックを受けています。


ごめんね、サザエ。
そんなこと思いながら食べて。
次は、そんな生身のままの貴方ではなく、

緑色の部分はなくして、

細かく刻んで、

ネギと一緒に味噌に絡めた姿を堪能するわ。

そしたら、文句なしに美味しいもの!


~サザエへの讃歌~


私の血となり肉となり、

一生忘れられないくらいの衝撃が、

祖父母との懐かしい思い出に、絡み合い、

絶妙なハーモニーを奏でていました。


いや…マジで。

サザエは、殻を脱いだらすごいんです!