孫 正義
3月19日、ソフトバンク主催の「第一回S-1グランドチャンピオンコンテスト」が放映されました。
このような全国ネットのお笑いコンテストには、「M-1(漫才)」「R-1(ピン芸人)」「キングオブコント(コント)」などがありますが、やはり先駆けは、オートバックスによるM-1。
お笑い大好きで、一人の企業人でもある私としては、もともとすごーくオートバックスを羨ましく思っていました。なぜなら、私がM-1を主催したかったから。
大好きな芸人さんたちが目標にするものを提供でき、また2007年のサンドイッチマンや2009年のパンクブーブーなど、埋もれている実力のある人たちに「賞金」と「注目」が与えられるからです。
今回のS-1とは、どんなコンテストかというと、まず題材は動画です。
毎月芸人が製作したお笑い動画に対して、ソフトバンク携帯を持っていてる登録メンバーが携帯投票し、毎月チャンピオンを決定します。なんと、この月間チャンピオンへの賞金が1000万円。
(参考までに、「M-1」「R-1」「キングオブコント」の賞金は、全て1000万円。毎年一回行われます)
S-1は、それだけではありません。
その後、各月のチャンピオンが集まり年間チャンピオンを決定します。これが先日放映されたのです。
なんと、その賞金が一億円!
私は個人的に、この金額は業界のバランスを考えていないとても自己中な金額だと思っています。
一昨年までは、芸人さんたちは1000万円が大きな目標となっていたにもかかわらず、去年から毎月1000万円のチャンスがあり、なんと今月、年間チャンピオンのNON STYLEは一億円も貰えちゃって・・・。
オートバックスの立場ないですよね。
孫さん(ディールメーカー )、これは自分の会社に対する注目度しか考えていないちょっとルール違反なやり方だと思いますよ。ここまでくると、ちょっとえぐくおまへんか?(なぜか関西弁)
ついでに、芸人さんの金銭感覚も崩してしまいかねません・・・。
みなさんは、どう思われますか?