こんにちは!猫的LifeStyleのひらやぶ美保です。
久々に過去の心模様を書いてみようと思います。
前回までのお話はコチラ ↓
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被害者意識たっぷりの私。
家にいても、私よりもなんでもできる母がいる。
料理は、複雑な深みのある味で、みんなの胃袋をがっつり掴み、着物まで自分で縫ってしまうという器用さ、帯を使ってバッグを作ったり、手芸したりなんてお手の物。
歌はうまい、絵も上手。叶うことのない相手だった。
ちなみに中学の頃に描いた写生大会の絵を、家族みんなに大笑いされて、びりびりに破いたことは今でもしっかりと覚えている。それを扇動したのも母でした(^_^;)
描いてるのを、持って行って家族に見せて
「ちょっとー!これ見て!」
とやるんだもん。これ、ダメな例よ。ぜったい(笑)
私が浴衣を縫おう!なんて反物を買ってきたら、すぐに自分も買ってきて、私よりも上手に作るという母(^_^;)
今なら、面白そうなことやってるから、私もやってみようって思ったんだろうなって想像するよ。
いっしょに何かをしたかったのかなって。
でもね、当時は母のことを『なんでも横取りしてしまう人』だと思ってた。
私の自信を根こそぎ奪う人だったの。
考えたら、母は私がすることを何でも吸収してしまう人だった。
高校の卒業旅行にハワイに行ったら、その年から夫婦で海外に行くようになり
着物が面白いと言い出せば、私以上に着物にはまり
マッサージの資格を取れば、自分も取りに行き
スピリチュアルにはまれば、いっしょになって先生のところに通い出し
(これは後にご近所さんまで巻き込んでの月一ツアーとなった(^_^;))
母にとって、何か面白そうなネタを持ってくるのが私だったのかもしれない。
ご近所さんの間では、母はいい人だった。
でもね、その頃の私は、なんでみんなが母のことを褒めるのか意味がわからなかった。
スピリチュアルの先生が母のことを叱ってくれるのを、心待ちにしてたけど、そんなことも一度も起こらなかった。
ご近所さんにとって、母は本当にいい人だったのだ。
なんで母ばっかり、いい人なの?いつも思ってた。
みんな外しか見ないから、なんて思ってた。
悪いのは一方的に、母だと思ってた。
私は被害者で、自分の受け取りかたなんて、考えたこともなかった。
私は、小っちゃい頃から、どこか冷めた、もう一人の自分がいるのを知っていた。
マッサージのかたわら、心のことも真剣に学び始めた。
出口まであと少し。