こんにちは!平薮美保です。
先日より体調を崩して入退院を繰り返している父ですが、昨日は外泊許可で帰宅しておりました。
最近になって、『僕はもう早いよ』と言い出した父。
『だから、きちんとしておきたいんだ』とも。
現役時代は施工管理師として、きっちりと仕事をこなした、父らしい発言だなぁ。
その気持ちを汲んで、葬儀屋さんに事前相談。
しかし、本人を交えての事前相談ってのは、淡々としているうちはいいですが、ふっと自分のスイッチが『娘』に入ると切ないですね。
涙腺が限りなくヤバい(^_^;)
でも、こういう時間さえもらえてよかった。
昨日は今まで話をしたことのない、父の胸の内を聴いたり
家族への想い、母への想いを聴いたりという時間を過ごした夜でした。
ケンカもしたし、大嫌いな時期もあったけど、それを越えて今がある。
病気があったから、こうやってお互いを思いやることができるようになった。
ということもある。
いつの間にか親に守られる存在から、親を守る側へとシフトしていた自分自身。
病気というのは、『本当に大切なものを見失っていませんか?』
というサインなのかもしれない。
病気って優しいなと思う。
送る側の心の準備も、命の大切さも、儚さも教えてくれている。
たくさんのギフトをくれてるんだ。
切ないけど、寂しいけど、まだ時間は残ってる。
親孝行できる時間を自覚させてくれるのも、病気のおかげだね。
だけど、私は父の死を待ってはいないよ。
家に縮こまって、息をひそめて、あの震災の時のように、笑ったり楽しんではいけない、なんて思わないよ。
それは誰かの死を待つ生き方。
だから、私は私のやりたいことに、挑戦し続ける。
母の植えたバラが咲きました。
命は繋がっている、そんなことを想いました。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
明日も良き日にしましょうね。