こんにちは!平薮美保ですニコニコ

 

 
今日はタイトルからちょっとコワイ感じですが、
洗脳って、普通にあるのです。
 
 
『バナナは健康にいい』
と、ちょっと前の、
みのもんたさんが言ったらスーパーからバナナは消えてただろうし、
 
『お母様の余命はあと数ヶ月です』
ってお医者さんに言われたら、みんなそうなるように動いてしまう。
 
知人の知人(遠い!)が初めての出産で子育てを始めたら、
オムツのCMではおしっこは青いのに、
うちの子のは色が違うって真剣に悩んでいたと聞いて愕然としました。
テレビの洗脳、コワっ!ゲロー
 
 
これもホントの話ですが、私は親から
『あんたは音痴だから、決して人前では歌ってはいけない』
と言われたことを20歳過ぎまで忠実に守っておりました。
自分は音痴なんだ。
だから歌っちゃダメなんだ。ってね笑い泣き
 
 
今、考えたら笑っちゃいますが、
小さい時から言われた言葉は知らず知らずのうちに、
その人をがんじがらめにしてしまいます。
 
 
価値観とか刷り込みというやつです。
で、親は知らないうちに子供に自分の価値観を埋め込んじゃうのね。
子供にとっては親が世界。
素直に自分に取り込んで、そのまま大人になっていく。
 
 
 
直木賞作家の北村薫さんのエッセイで、
お子さんに新聞をもってきてもらう話がありますが、
北村さんは『新聞』のことを『新聞』ではなく
『ありがとう』とお子さんに教えていたそうです。
 
なので、新聞をもってきてもらって、
さらに子供から『はい、ありがとう』と言ってもらっていた、という。
ある日、新聞を投げつけられて、バレたか。と思われたということです。
⬆︎この話、めっちゃ好き(笑)
 
 
 
面白いことをするなぁって思ったけど、
みんな同じことをやってるんですよね。
なんらかの価値観は、いろんな場面で伝えられてその子の一部になっていく。
 
 
赤信号は渡っちゃいけないとか
お年寄りには親切にしようとか
ご飯は残さず食べなくちゃいけないとか
神様はいるとか。
 
 
でもね、せっかくの天才(子供)も、水を差されれば気持ちが萎える。
 
 
バカじゃないの?とか
こんな事もできないの?とか
かわいくないとか
下手くそとか。
 
 
こういう言葉を贈られた子供は
当然のことながら自分を信じられません。
自分を低くしか見積もれない。
 
 
なのに、出来が悪いだの、そこはお父さんに似たのね、
なんて口撃や責任転化していればどんどん負のループに嵌っていきます。
 
 
子供が萎んでしまうような洗脳よりも、
どんな言葉を贈ったら、この天才は花開くだろうか?
って考えた方が、私はいいと思いますけどね。
 
 
余談ですが、子育てと部下を育てるのは似てますね。
くれぐれも子供や部下を、ペシャンコにしない親や上司でありたいものです。
 
 
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
明日も良き日にしましょうね♪