人間の直感がいかに正しいかについては様々な議論がなされている。

いずれも、結論としてはかなりの確率で直感が正しいのだ。

そのことについて述べた優れたリサーチや、詳しく書かれた書籍も多数存在する。

個人的には、マルコム・グラッドウェルのBlink(邦題:第1感「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい)は直感の正しさを指摘した本としては、もっとも優れたものの1つであると思う。

ただし、多くのリサーチなどが指摘していることは、直感に思えることの多くが、実は、意識下で膨大な情報処理をした結果として返されていて、実際にはかなり熟考された、いや、熟考以上の処理の結果であることに原因があることを指摘しているようだ。

そんな中、カナダのアルバータ大学のMoonさんなどの研究が、直感が長期的な目標達成においても有効であることを示した。

僕はまだこのリサーチ内容をちゃんと見ていませんが、ニュース記事によると、短期的なゴール達成(例えば、喉が乾いたから何か飲みたい)が直感に従うことは理解できるとして、長期的なゴール達成も同じように直感に従うのが良いとのこと。

なぜなら、直感は我々に対して非常に強い影響力を持つ意識下からのメッセージだからだ。

ただし、短期的なゴール設定と長期的なゴール設定では少しプロセスに違いがあるそうな。

短期的なゴール設定では、ゴールに達すると(先の例では飲み物を飲むと)その欲求は急激に低下するのに対して、長期的なゴール設定では、少々近づいても、時には失敗しても欲求が低下しないことに違いがあるそうな。

つまり、少しずつ近いづいている間じゅう、ずっと欲求を保つことができるのだ。

そして、近づくのに失敗した時でさえ、非常に強い意識下から来るメッセージは、へこたれないのだ。

要は、直感に従って生きろって事のようです。


という記事を読んでいて、思ったこと。


なんだかな~。


私が学んできたアンソニー・ロビンズやPX2などのコーチングシステムは、すべてこれらの意識下のパワーを利用するようにシステムが組まれている。

だから多くの人に継続的な変化を起こすことが可能なのだ。

要するに、学者の先生が説明するまでもなく、そんなことはとっくの前から使っているのだ。

しかも、直感的に間違った判断を繰り返す人に対してどうすれば良いかも用意されている。

まあ、いいか。

自分達がやっていることが正しいと言ってくれているわけだから。

Moonさん、ありがとう!