みなさん御無沙汰しております。


新人研修のお仕事をいただき、髪を短く、黒く染めて真面目モード全開のモーリスです。


新人研修って、今年もそんな季節ですね。


就職、転勤、転職や職場での組織変更など、この時期は色々と動きがありますね。


新年度をどんな風に迎えるか、どんな1年にするか楽しみな時期でもあります。


昨日は東京でも桜の開花宣言が行われたなーなどと、花見で飲むことばかり考えて
いる場合じゃないっすね。


モーリス通信、珍しく今日はめちゃくちゃ熱く教育について語ってみます!


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●教育チョクゴ(モーリス)
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あまり知られていなのですが、僕には夢があるのです。


将来、サドベリーバレースクール様な「教えない学校」を日本に作りたいの
です。


そのために、超温室&ぬるま湯の外資系金融を飛び出して現在の職に就いて
いるわけです。


そんな僕の周りには「子供たちの教育」を口にする人がたくさん集まります。


しかし、本気で取り組んでいる人と、「いっちょかみ」の人ではまったく

異なる部分があります。


最近、そのことを一番強く感じたのは孫正義さんの教育についての議論です。


孫さん曰く「教育とは感動を伝えることだ」。


これを聞いて僕が思ったのは、彼は素晴らしい人物だけど、教育に関しては
まったくの素人なんだな、ということ。


彼の意見は美談なのですが、教育の本質からは外れています。


Twitterで教育に関して1000件のコメントが集まっても同じことです。
USTREAMでの彼の教育に関するプレゼンを見ても、うーんと思っちゃいます。


では、何が違うのかといえば、その答えは「目線」です。


目線といえば、通常は「上下」を想像しますが、僕が今回言いたいのは、
上下ではなく、目線の矢印の「向き」です


マンガなどでよく点線で好きな子に向かって矢印が伸びているあの目線です。

その矢印が、多くの人は、「自分から相手」に向かって伸びています。


先ほどの「教育とは感動を伝えることだ」という意見も、教育を提供する側
から教育を受けるほうに矢印が出ています。


UATREAMで紹介されてる孫さんのプレゼンの中に出てくる、「なぎ声が美しい
からクジラを殺してはいけない」という意見も、大人が考える正解が先に
あるような印象を受けます。


元来、子供は残酷な生き物です。


平気で虫を殺します。(全員が全員じゃないけれど)


それが子供の「本来の姿」なのです。


それを否定して「大人の世界観を押しつける」ことが教育になったのでは
本末転倒とし言いようがありません。


ご存知の通り、教育という言葉の英語はeducationです。
この言葉の語源はラテン語のeducereという言葉に遡ります。
educereはエドゥケレと発音し、e +ducereと分解できます。
e-は「外へ」という意味の接頭語、ducereは「引き出す」という意味。


つまり、本当の教育は、受ける側から教育者に向かって矢印が伸びている
必要性があるのです。


孫さんは気づいていませんが、たまたまTwitterを使って多くの人の矢印を
集めた孫さんの手法は、ある意味、教育の本質をとらえているのは皮肉な
ことです。


しかし、それにも気付かずに、みんな教えたくてしょうがないのが現状。
自分はすごくて相手の頭は空っぽだと信じたいのです。


今、真の教育者はティーチャーたちではなくコーチだと思うのです。


なぜならコーチは教えません。相手から引き出すのが仕事だからです。


ティーチャーとコーチでは教育のスタイルも違えば、教育後の評価も異なります。


先生は教育したものが頭に入っているかテストします。


それに対してコーチは、相手の行動レベルの変化を観察します。


あなたは教育をうけることで何を変化させたいですか?


また、どのように変化したいですか?


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●Man in the mirror(モーリス)
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僕はある時、カルロス・ゴーン氏より「Sustainability & Hummanity」という
お題を出されて、1年間、その答えを探し求める機会を与えられました。


その時に僕が出した答えが、未来を人間味あふれる持続可能な社会にするには
ITなどの技術ではなく、人の教育、特に子供たちの教育こそが答えだと思って
しまったのですね。


で、先ほど言ったみたいに突如、会社を辞めてしまったのです。


では、今、子供たちの教育を行っているかといえば、メインは圧倒的に、
大人たちの教育のです。


とはいえ、教育といってもコーチングがメインです。


コーチングをうけることで、多くの人は自分一人では到達できなっか
状態になることができます。


求める状態とは人によって様々です。


ある人は年収、ある人は恋人、ある人は事業規模、あるひとは精神の向上。


いずれもコーチングで得られる結果です。


では、なぜコーチをつけることで結果を得られるのか?

その1つがコーチをつけることで、描く将来像が変わるのです。


実は、多くの人が目標を達成できない理由の1つが、目標が低すぎることが
あげられます。


高すぎるのではなく、低すぎるのです!
(もちろん、高すぎて達成できない人もいます。)


低すぎる目標は本気のスイッチが入らないため、だらだらと時間だけが
流れて行ってしまうのです。


では、どの程度の目標が適切なのか?


ポイントとしては、今の延長線上では達成できそうにないけど、達成した
姿をリアルに想像はできる!というレベルです。


たとえば、アラブの石油王の1日の様子をリアルに思い描けますか?


「石油王の息子で生まれたら一生ウハウハなのにな~」と思うことはできても、
リアルにその生活を思い浮かべることはできないでしょう。


これは、目標にするにはハードルが高すぎる証拠です。


しかし、年収が今の3倍の生活ならリアルに想像できませんか?


でも、多くの場合、今の仕事をそのまま同じようにこなしていても
5年で年収が3倍になることはあり得ませんよね?


そこが描く目標として適切な位置です。


ただし勘違いしないでください。


年収が高い生活を目指せと言っているのではありません。


目指す方向性は各自の自由です。


恋愛でも事業規模でも社会貢献でも各自の思う理想でいいのです。


これを読む皆さんが毎日をわくわくしながら希望に満ちて生きていれば
なんだか景気も良くなり、活気も出てきて、笑顔も増えてやさしくなり
社会全体がいい方向に向かいそうに思いませんか?


「ダイエットと同じで言ってることはわかるけど、行動できないよ!」
という方がいらっしゃれば、目標設定を一緒にやるイベント もあります。
ご参加ください。

もちろん、「自分で出来るよ!」という方は、是非ともご自身で
やってみてください。


目標を変えれば、その瞬間に、本当に未来が変わります。

決断の瞬間に未来は作られるのです。


そして、皆さん自身が変わることこそが、世界を変えることにつながります。


居酒屋てっぺんなどを経営される大嶋啓介さんの言葉です。


「大人が変われば子供が変わる。子供が変われば未来が変わる。」



まずは自分から変えていきましょう。


「I'm starting with the man in the mirror
I'm asking him to change his ways
And no message could have been any clearer
If you wanna make the world a better place
Take a look at yourself, and then make a change」

(「man in the mirror」より)


「僕は鏡の中の人として一歩を踏み出す
彼に心を改めるように願いをこめて
メッセージは何も明確にならなかったのかも知れない
もしも世界を住みよい場所にしたいと思うのなら
自身を見つめてみなよ。変わるのは自分からだ。」


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●アスよりもキョウイク(モーリス)
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ここまで読んでくださった方の中には

「うんうん。そうだよね!」と思った方もいらっしゃることでしょう。

しかし、その多くの方は、「そうだよね~」で終わってしまうのも事実。

確率で言って、8割以上の人は行動を起こさないそうです。


僕は世界No1コーチといわれるアンソニー・ロビンズが大好きです。
4月には彼に会いに(?)バリまで行きます。
僕だけでなく、彼をメンターとする人物は世界中にたくさんいます。


その中の1人が、9ステップで有名(?)なジェームス・スキナーです。

僕は個人的に彼をあまり好きではないのですが、やっぱり彼はすごいなと
思います。


彼をすごいと思うエピソードを1つご紹介します。

ジェームスがアンソニーのセミナーを受けた時のことです。
ジェームスは「健康的で最高に恰好のいい肉体を手に入れよう!」と決断
したそうです。


その時、アンソニーは聴衆に言いました。


「何も行動をとらずに決断の場を去るな」


多くの人は、「そうだよねえ。行動が大切だよねえ」と思っておしまいの
ところ、ジェームスは2000人ほどの聴衆の目も気にせずにその場で
腕立て伏せをしてから帰ったそうです。
さすがです。

「何も行動をとらずに決断の場を去るな」


なにかを決断をしたら、どんな小さな行動でもよいので、その場で行動に
うつしてください。

その小さなステップがのちに大きな差を生みます。


最後に、アンソニー・ロビンズに影響を与えた全米No.1メンター「ジム・ローン」
の言葉をご紹介します。


「ここにいい知らせがある。
今日、スタートできるということだ!


新しいプロセスを始めよう。
小さいことから始めよう。
たった今から始めよう。」