モーリス通信として毎週配信しているメルマガの内容を随時アップしていきます。
8時半からミーティングがあると勘違いして早起きした森です。
ボケが始まったのみならず最近は記憶力が減退し、代わりに妄想の力が増しました。
いや、妄想癖は以前からでした。
そんな私は何故か雑学の知識が多いのですが、記憶力が減退したせいか、
先日出されたクイズに答えられませんでした。
その問題とは「世界一長いトンネルはどこからどこまで続いているか?」です。
あなたは即答出来ますか?
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●モーリスの勝手に文学評論 vol.1 雪国(モーリス)
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今回から新たに始まった幻の新企画「モーリスの勝手に文学評論」は早くも最終回の危機
にさらされている氣もしますが、そんなこと氣にせずに行きましょう!
しかも今回のモーリス通信は、私が書くネタはこれ一本!
一球入魂で参ります。
決してネタ切れではありません!
きっと。
たぶん。
願わくは、、、
さて、記念すべき第一回は、かのノーベル文学賞作家、川端康成先生の「雪国」です。
マイタケのメーカーではありません。
あまりにも冒頭部分が有名な作品ですが、内容をご存知の方はどの程度いらっしゃるの
でしょうか?
では、説明しよう!
あらすじは、、、
ウィキペディアに譲としましょう。(完全にネタ切れです)
コーチが勝手に斬るコーナーですから、情緒たっぷりに文学を味わう訳等ございません。
さて、話を戻すと、冒頭の1文はご存知ですよね?
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。」
ですね。
「こっきょう」ではなく「にくざかい」と読むところがポイントだそうです。
知ってましたね。ハイ。
ところで、この続きって言えますか?
多くの人の返事は「No」ではないでしょうか?
この他にも文頭だけ言える作品は数々ありますよね。
例えば、
平家物語
「祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす 」
奥の細道
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」
方丈記
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
などなど。
今あげた3つの作品には共通点があります。
どれも音がきれいなのです。
特に七五調は日本人の語感に訴えかけてくるものがありますよね。
ところが、「雪国」は切れ味は壮快ですが、必ずしも音が良いとは思えません。
では、なぜ多くの人の心をとらえるのか?(でた、この質問!)
一般的な答えは、「光景がありありと目に浮かぶ」や「表現が洗練さている」などでしょうか。
実際、作品をもう少し読み進むと更にそう感じられるでしょう。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。
娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん。」明りをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、
襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、
鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。」
(「雪国」より引用)
文学音痴の私でもうなるほどの引き込まれる素晴らしい文章ですね。
情景も目に浮かびますし、何よりもテンポがいいです!
では、この表現力が冒頭の1文目(だけ)をそれほどまでに有名にしたのでしょうか?
私はコーチなのでちょっと違った見方をします。
「多くの人は潜在意識の中で、みな長いトンネルを抜けたがっている。そして抜けた先には、はっと息をのむような別世界が待っていて欲しいと願っている」と思っています。
実際に、出口の見えないトンネルの中で苦しんでいる人を沢山目にします。
それらの人の共通点は、苦しみにフォーカスしている事です。
言ってみれば、トンネルの閉塞感、暗さ、先が見えない不安などにフォーカスしている状態です。
私のメンター、アンソニー・ロビンズは言います。
「Focus is reality.」
つまり「あなたがフォーカスしてる事が現実になる」と言う意味です。
暗さにフォーカスしている人の人生は暗くなります。
不安にフォーカスしている人の人生は悩み多き人生になります。
同じ状況でも「自分に力を与えるフォーカス」は何が有るでしょうか。
ある人は「出口の先に広がる素晴らしい世界」にフォーカスするでしょう。
ある人は、トンネル内で事故を起こさないように「自分のあり方や立ち振る舞い」にフォーカスするでしょう。
ある人は、今の気分を盛り上げる為に「大声で歌う」かもしれません。
例えば僕は、こんな時にアンジェラ・アキの「手紙 ~ 拝啓 十五の君へ ~」を一人熱唱します!
いい曲ですよね。
ところで「世界一長いトンネルはどこからどこまで続くか」は分かりましたか?
自信をもって「青函トンネルだから青森と北海道!」と答えた方へ。
とても残念ですが、このクイズの正解ではありません。
正解は、
「入口から出口まで続いている」
でした。
出口の無いトンネルはありません。
アンジェラ・アキの歌にあるように、自分を信じて苦しい時も笑顔で今を生きましょう!
8時半からミーティングがあると勘違いして早起きした森です。
ボケが始まったのみならず最近は記憶力が減退し、代わりに妄想の力が増しました。
いや、妄想癖は以前からでした。
そんな私は何故か雑学の知識が多いのですが、記憶力が減退したせいか、
先日出されたクイズに答えられませんでした。
その問題とは「世界一長いトンネルはどこからどこまで続いているか?」です。
あなたは即答出来ますか?
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●モーリスの勝手に文学評論 vol.1 雪国(モーリス)
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今回から新たに始まった幻の新企画「モーリスの勝手に文学評論」は早くも最終回の危機
にさらされている氣もしますが、そんなこと氣にせずに行きましょう!
しかも今回のモーリス通信は、私が書くネタはこれ一本!
一球入魂で参ります。
決してネタ切れではありません!
きっと。
たぶん。
願わくは、、、
さて、記念すべき第一回は、かのノーベル文学賞作家、川端康成先生の「雪国」です。
マイタケのメーカーではありません。
あまりにも冒頭部分が有名な作品ですが、内容をご存知の方はどの程度いらっしゃるの
でしょうか?
では、説明しよう!
あらすじは、、、
ウィキペディアに譲としましょう。(完全にネタ切れです)
コーチが勝手に斬るコーナーですから、情緒たっぷりに文学を味わう訳等ございません。
さて、話を戻すと、冒頭の1文はご存知ですよね?
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。」
ですね。
「こっきょう」ではなく「にくざかい」と読むところがポイントだそうです。
知ってましたね。ハイ。
ところで、この続きって言えますか?
多くの人の返事は「No」ではないでしょうか?
この他にも文頭だけ言える作品は数々ありますよね。
例えば、
平家物語
「祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす 」
奥の細道
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」
方丈記
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
などなど。
今あげた3つの作品には共通点があります。
どれも音がきれいなのです。
特に七五調は日本人の語感に訴えかけてくるものがありますよね。
ところが、「雪国」は切れ味は壮快ですが、必ずしも音が良いとは思えません。
では、なぜ多くの人の心をとらえるのか?(でた、この質問!)
一般的な答えは、「光景がありありと目に浮かぶ」や「表現が洗練さている」などでしょうか。
実際、作品をもう少し読み進むと更にそう感じられるでしょう。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。
娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん。」明りをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、
襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、
鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。」
(「雪国」より引用)
文学音痴の私でもうなるほどの引き込まれる素晴らしい文章ですね。
情景も目に浮かびますし、何よりもテンポがいいです!
では、この表現力が冒頭の1文目(だけ)をそれほどまでに有名にしたのでしょうか?
私はコーチなのでちょっと違った見方をします。
「多くの人は潜在意識の中で、みな長いトンネルを抜けたがっている。そして抜けた先には、はっと息をのむような別世界が待っていて欲しいと願っている」と思っています。
実際に、出口の見えないトンネルの中で苦しんでいる人を沢山目にします。
それらの人の共通点は、苦しみにフォーカスしている事です。
言ってみれば、トンネルの閉塞感、暗さ、先が見えない不安などにフォーカスしている状態です。
私のメンター、アンソニー・ロビンズは言います。
「Focus is reality.」
つまり「あなたがフォーカスしてる事が現実になる」と言う意味です。
暗さにフォーカスしている人の人生は暗くなります。
不安にフォーカスしている人の人生は悩み多き人生になります。
同じ状況でも「自分に力を与えるフォーカス」は何が有るでしょうか。
ある人は「出口の先に広がる素晴らしい世界」にフォーカスするでしょう。
ある人は、トンネル内で事故を起こさないように「自分のあり方や立ち振る舞い」にフォーカスするでしょう。
ある人は、今の気分を盛り上げる為に「大声で歌う」かもしれません。
例えば僕は、こんな時にアンジェラ・アキの「手紙 ~ 拝啓 十五の君へ ~」を一人熱唱します!
いい曲ですよね。
ところで「世界一長いトンネルはどこからどこまで続くか」は分かりましたか?
自信をもって「青函トンネルだから青森と北海道!」と答えた方へ。
とても残念ですが、このクイズの正解ではありません。
正解は、
「入口から出口まで続いている」
でした。
出口の無いトンネルはありません。
アンジェラ・アキの歌にあるように、自分を信じて苦しい時も笑顔で今を生きましょう!