とほほな木曜日 | we85のブログ

we85のブログ

糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

連休が始まった頃に同世代の男性からメール?で相談を受けました。「歯周膿瘍で歯肉が腫れて、38度の発熱がある」と。私は4日程度連続して抗菌剤の内服が必要だと答えました。しかし生憎抗菌剤を入手できる見込みはないとの事だったのです。ところが3病日目に局所だけでなく全身症状としても熱も正常に。

 

私がブロ愚に普段から書いているフロス使用法を実践され、かつ「発熱は身体が病原微生物を戦って居る証」とお考えになりおおらかに病と向き合った事が治癒を促したのでしょう。お役に立てた事が嬉しかったです。

 

そんな連休の余韻を残しながら、昨日は週1回の長距離非常勤先でした。与えられた患者を淡々とこなすだけです。先週は休みでしたから(別のヒトが行く月曜日も祝日で)大混雑という事だけは容易に想像が出来ました。こんな状況こそ慎重な患者対応が求められます。

 

1人目、外科的処置が必要な70代男性。右側上顎歯肉頬側が瀰漫性(びまんせい=ぜんたいてき)に腫脹。鈍痛はあるも自覚症状は激しくない模様。放射線科に画像診断を2つ依頼。(その間、2人目にヒトの虫歯治療。)改めて1人目患者の口腔内を診て違和感が消えなかった。それは歯科受診をする患者としては口腔内が汚い。マナーとして治療以前の問題で人間性を疑いたくなります。

 

以前なら追い返しました。私は抵抗として絶対に使わないイソジン(私は使用しないが、月曜日のヒトがほとんどの患者に使用する)綿球で口腔内を拭いてやったのです。このようなタイプのヒトって自身で治せない場合が多い。私の知人男性のように主体的医療を自身で展開できないでしょう。(もっとも腫脹が広範囲ですからいずれにしても切開排膿が第一選択になる)

無事に麻酔をし切開排膿を慎重に行いました。少々、いや随分と時間はかかりました。時計を見て驚く・・・まだ2人しか診てなかった。

 

 

この日は1時間以上延長。こんな日こそ閉店間際の店で大阪湾の魚を楽しみ、あいりん地区で呑み歩きたいのですが、大阪府の悪行で府民(私は府民ではないが)のささやかな楽しみまで取り上げられています。とほほな木曜日。