昨日も新今宮駅南側の労働者の街である釜ヶ崎、通称あいりん地区で呑み歩きました。1軒目の大箱立ち呑み屋さんは50年以上も営業されている店。清潔なカウンターに仕事帰りのおっちゃん、爺さんがズラリと並びます。「密」とはこの状態でしょう。水冷式冷蔵庫で良く冷やされた瓶ビールをグビっと。仕事帰りの1杯は最高の旨さなのです。
芋焼酎ロックも追加します。アテには鰯刺身と中トロ。隣の男性が話しかけてこられましたから、丁寧に受け答えをしておきます。大型テレビで気になるニュースが流れており、食い入るように見てしまい返事が雑になってしまった。焼酎追加し1時間強で退店。
2軒目は70年以上営業されているいつもの角打ちです。私も20年近く通っているだけに、多くの常連とも顔なじみ。店主の家庭事情までわかっている状態ですから居心地も良い。昨日も毎週のように会うヒトらにあいさつしてから瓶ビールです。丁寧に注ぎ、クリーミーな泡を残しながら呑みました。
そこに平和を突き破る出来事が・・・。私よりも少し年上(はじめは爺さんに見えた)の男性が私と隣人の話に割り込んできたのです。毎日来ている客人らしいのですが、私は会うのはじめて。そして角打ちで絶対にしてはいけない政治の話と学歴自慢をしてきます。なかかなの読書家ようで、適当に相槌を打っていると小説の深い話をされてきます。ですからつい話を合わしてしまいました。
これがいけなかった。私の住まいや職業を聞いてきます。(こんな奴はどこに行っても嫌われる)もちろん私はマトモに取り合いません。ところが小説の話で一方的に気に入られた私に、店を出る時ついて来ます。そして私が公衆便所に行っている間、草むらで猫に餌をあげているおっさんと何故かもめていました。私は知らない顔をして逃げようと思うと、奴は気が付き追いかけます。そして「もう1軒行こう・・・」。当然私は次に行く店があるから、と断りました。
がしかし、奴曰く「どこでもエエ。そこに行く。」これでは断るわけにいきません。店に入ると「前の店で知っただけのヒトだから伝票は別にして下さい」と言いました。というのは雰囲気からして私のお金で呑もうという魂胆かもしれないから。結局ラストオーダーを理由に私は奴を残して、自身のビールを呑み切り退店。店を出る時、店主と客が怒鳴り合いをしていました。普通の飲食業では考えられない光景なのですが、釜ヶ崎では珍しくありません。
奴の相手に疲れましたが、刺激的で面白かったです。私の事を「知的だ、教養ある」と持ち上げてくれましたが学歴や職業は内緒にしておきました。(出会った)店の常連らも口が堅いので絶対に言いませんでした。次回は奴と会いたくないなあ・・・。