高校時代、微分積分や統計確率を勉強しました。数列の難解な問題をパズルのように解く事に快感を覚えていました。しかし今、中学三年生の数学を教える事ができません。知り合いのお子さんに質問され、唖然としたのです。
大学時代、自身の専門分野(と現在なる)以外でも基礎医学は勉強した方です。もっとも生理学や解剖学は駄目。微生物学や薬理学は熱心に勉強していたつもりです。がしかし、卒業してそれらの分野に関わらないと全然知識が無くなります。はじめから勉強してこなかった矯正歯科学と同レベルになっているのです。
学生さんに質問され、薬理学の教科書を開いても理解するまでには相当な時間がかかります。やはり何年も関わらないとヒトは忘れるものなのです。その代り、身体で覚えた分野にあっては夢でまで講義しているのです。ですから、学生さんや他の教員職員が(私に)資格があるというだけで何でも知っていると思われるのは困るわけです。
もともと優秀な方は別なのですが、私のような凡人には目先の事で精一杯です。その論拠が上述した数学の話です。いや、数学だけではありません。50才になった現在、中学生に勉強を教える事は無理でしょうね。(これでも大学時代、中高生の家庭教師していたのですが・・・)
知らない事は知らない・・・。しかし知らない事でも時間を置いて整理すれば回答できるかなあ・・・なんて思っているのです。もっとも物忘れが始まり、専門領域でない分野の成書を読むと理解するまで相当時間がかかる現在、偉そうな事は言えません。
老化は始まっています。脳の老化・・・。まだまだ気持ちは若いのですが、中学3年生の数学が理解できません。放射線診断学で歯科用CTを正しく読む自信もありません・・・。困ったものです。