私は高校、大学入試の時に熱心に受験勉強をした経験がありませんでした。真剣に勉強をしたのは歯学部の専門課程で進級がかかった時からです。それまで勉強習慣がなかったので、普通のヒトでは考えられないくらい苦労しました。
大学時代、再試、再試の繰り返しで常に留年の恐怖にさらされていました。国家試験よりも難しいとされていた卒業試験前では毎日がパニック状態だった記憶があります。そして、それらを乗り切る方法を当時見つけたのです。それは「ある程度ノートを作ると、紙もペンも持たずに歩きながら記憶をたどって暗記することです」。ノートを自作する段階で知識が整理できアタマに入ります。それを思い返しならが暗記に徹するわけです。
これは効果絶大でした。勘もよかったのでしょう。私の自作ノートは学年中で広まったのです。なぜなら、そこから定期試験に出る問題が多かったからです。勉強のコツをつかんだが故に(自分に合った)一連の流れが見つかったのだと思います。
現在教える立場ですが、今も自作ノートで講義資料を作製します。そして歩きながらブツブツささやいて復習。今日は鴨川沿いを歩きながら講義の準備をしてきました。ブツブツ言いながら記憶を確認。ノート作成、職場や自宅で続けて行き詰った場合には外に出ます。カフェでやると気分も変わって捗るわけです。
ビアホールではできません。うるさいファミレスでも無理。しかし電車の中ではカフェ同様に進みます。どこが良いかは一人ひとり違うはずです。ですから受験勉強や集中して行う必要ある仕事の場合、自宅(職場)以外の第3の場所を見つけることも大切だと感じています。
歯科医師国家試験だけでなく、これから受験される方の参考になればと思い、この記事を書きました。一番避けたいのは勉強したのに結果が出ない事態。ですから気分が乗らない時には「勉強したフり」をしないように心掛けることなのです。結果なき努力なんて何の意味もありません。