学生さん | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

私が接する学生さんというのは歯科医師国家試験に向けて受験勉強される方と歯学部を卒業されたが歯科医師になれず、酷使(国家試験)合格に向けての準備をされる方です。前者にあっては20代から30代前半の若々しいヒトがほとんどですが、後者にあっては40代になっている方もいらっしゃいます。

 

私は誰に対しても、学生さんはお客さんという感覚で接しています。決してオーナーから言われたわけではありませんし、馬鹿高い学費負担されているからという理由でもありません。

 

ヒトは誰もが上から目線で対応されると反発心が芽生えます。気の弱い学生さんでは萎縮されてしまうのです。ですから学生さんには絶対に敬語。そして心から相手の想いに気持ちを傾け、絶対に気持ちを傷つけるような言葉を出しません。(学生を傷つける無神経な非常勤講師に対しては容赦なく注意します)

 

このように接していると、学生さんも嬉しい態度で答えてくれます。私を慕ってくれ、必要とし受け入れてくれるわけです。国家試験に2度も落ち猶予ない状況であってもオーストラリアに旅行に行った学生さん。私は非難しません。受験に落ちた事の辛さと日々の努力が実らなかった虚しさが手にとるように理解できるからです。(もし、私が今の受験生なら、教える側でなく教えられる側だったはず。故に上から目線になれない)

 

 

そんな感覚でいると学生さんはお土産を持ってきてくれるのです。個別指導の学生さんでもありました。私が伺う事を本当に心待ちにして下さるのが伝わるのです。学生さんと触れ合う中で相手に受け入れられた時の感慨になんとも表現し難い喜びを感じるのです。私にとって(教員免許はないが)教育職が天職か・・・。(自惚れかもしれませんが)

 

 

学生さんの想いを感じ取って適確な対応をする。その最良の方法とは相手の話を最後までしっかり聞いて、もし自身が学生の立場なら、どのように返答してほしいか考えて言葉を発するのです。私には教員免許がありません。自身を教育者だと思っていません。ゆえに柔軟に対応できるわけです。最終的に答え(合格)を出す事のみが仕事なのです。だから「受験生はこうあるべき」という説教など全く不要。する必要もないわけなのです。(ここ数年、あきらめる方向に勧めるのも私の役割ではないかと考えるようになってきました。あくまでアタマの中での考えです)

 

歯科診療の場ではここまで出来ません。(同じ雇われでも)週1では短時間で多くの患者さんと対応する必要があるのです。しかし考え方に違い無いわけです(教育の場と)。私のできる範囲で、相手の気になって接します。それは患者さんのためと思っていたのですが自身のためだったのです。

(もと国鉄職員で出札窓口に居たという患者さんに昔の切符話で大盛り上がり。以降その患者さんと会うのが楽しみで仕事に行くのがとても面白くなった=私は切符の専門家と自称しているくらい切符が好き。)

 

話は大きくそれましたが、学生さんであれ患者さんであれ仕事と関係ない友人知人であっても正しい対応に共通があると思っています。特に学生さんの大半が傷を持った方であるゆえ、こちらもできる範囲で丁寧な対応をするわけなのです。それは以前にたがしゅう先生がブログで紹介されていた、「貢献の心理学」。ヒトに必要され喜んでもらった時に感じる幸福。これを得るために仕事をしたり日々生きているのかもしれません。自分も他人も仕合せになれる感覚、利己的でなく理想的な考え方だと思うのです