「ざる蕎麦を大盛で喰ってきた。お医者さんが蕎麦はカロリーが低いし身体にエエって言わはってん。」
糖尿病で年明けからHbA1cが上昇し続け、ついに8,0を超えた60代のヒト(男性・事務職)の言葉です。
(Hbは赤血球に含まれる成分。酸素と結合して酸素を全身に運搬する役割。そのHbにブドウ糖が結合したものがHbA1c。この値が高いと高血糖が持続している証。正常値は5,8以下。8,0を超えると糖尿病合併症の恐れが・・)
別に糖質制限を押し付けませんが、いつも自身の身体に事を話されるので、私が熱心に糖質制限を行っている事を何度も言っています。そして糖尿病合併症の恐怖から逃れるには、それが非常に有用だという事も伝えてきました。
それでも冒頭の言葉です。そして次回の検査時の数値に不安をもっておられます。私は「主治医の先生に蕎麦とアブラたっぷりの高カロリー肉塩焼きかどちらが悪いか聞いてみ」と伝えました。それでも半信半疑の様子。
結局先入観が邪魔して、糖尿病を悪化さすのは高カロリー食でなく高糖質食という事が伝わっていなかったようです。主治医の指示を素直に守り、いつも「お医者さんの言うとおり」というスタンスで自身で何が正しいか考えないヒト。このような場合、蕎麦かステーキかどちらがHbA1cの値に影響するのか主治医に聞いてみるよう勧めるのが一番です。
もっとも主治医が男性に蕎麦が良いと言ったという点は気になりますが・・・健康は自身の問題ですから、常に何が正しいのか自身の頭で考える事が大切だと改めて思いました。「すべてを鵜呑みにしてはいけない」たがしゅう先生の言葉が浮かんできたのです