繁華街の中で時代から取り残されたような文具店を発見しました。ビルの谷間にある平屋の古い建物で、外観からも昭和な空気がプンプンしてくるのです。私はそのような建築物が大好きです。用事がなくても入ってしまいます。
万年筆のインクが切れているのを思い出しました。コンビニや大型書店に並んでいる文具コーナーには万年筆のインクが置いてありません。ですからちょうど良い機会だと思ったのです。感じの良い店なら重厚なボールペンを購入するつもりでした。仕事ではパソコンよりも紙とペンを使うので、ボールペンも重要なのです
店に扉は自動ではありません。そこがよいのです。奥のレジには80がらみの婆さんがすわっています。広い店内に客人の姿はありませんでした。扉をあけて真っ先に目に飛び込んできたのは「両替お断り」と書かれた大きなはりがみでした。
もちろん入店は止めです。このような客に失礼な店でモノを購入しようとは思いません。店に入る客が皆、両替を頼む事あるはずありません。ならば言われた時にだけ口頭で断ればよいのです。それに、困った時に親切にすれば自身に返ってくるはずです。
以前に神戸のコンビニ(なぜか大阪よりも神戸のコンビニに多い)でトイレ使用を断られ、悲しくなり品物を購入しないで店を出た事を思い出しました。(後の気持ちよく貸してくれた親切な店で、必要ないものまで購入したのは言うまでもありません)
ヒトの心は単純なようで複雑だと思いました。結局万年筆のインクは混雑するデパートの文具コーナーで購入しました