「サワラって魚に春って書くけど、春の魚違うんや。春は春でも立春のはるや。知らんけど・・・」
「歯を抜く前には感染予防に抗菌剤を飲む必要があるんや。知らんけど・・・」(←間違いです。歯科医でもないヒトが私に対して講釈をするのは変)
関西のおっさんで、ヒトの話に何でも割りいってきて知ったかぶりを発揮。あげくに最後「知らんけど」っていうのが口癖という輩を時々見かけます。私はそれほど不快ではないのですが露骨に嫌がるヒトもいます。(言葉に責任ない事を堂々と話す理由は理解に苦しみますが。)
講義中、親父ギャグも絶対に言わない私ですが、この「知らんけど」の変法を実践してみました。
「口腔悪性腫瘍で最も多い組織型は扁平上皮癌です。これは放射線感受性が比較的高いとされています。知らんけど・・・(←大声で)」
ボヶ~と聴いている学生さんがアレッ?と顔をあげます。もちろん、すぐに訂正しました。「知らんけど、というのは私が放射線治療を受けたわけでもないし、私が歯科放射線科の歯科医でもないので言った、と。国家試験的には正しいので誤解なきように」と付け加えました。
普段「知らんけど」を連発すると信用を無くしますが、本来絶対使用しない講義という場面で用いると意外な効果があるように感じました。成書を読まずに国家試験対策本の要点まとめ集ばかりで受験勉強をされるヒトには時に刺激も必要なのです
もっとも、講義中「知らんけど」は2度と使えません。2度目の使用では信用を無くす恐れがあるからです