歯科医師も骨折を扱う場合があります。顔面外傷における顎骨骨折です。
歯科医師国家試験での口腔外科各論では「骨折」に関する設問が毎年多く見られます。問題が作成しやすいからなのでしょう
目の前にせまった歯科医師国家試験。それなのに、複雑骨折とは「骨折部は複雑に幾重にも重なっている状態」と誤って解釈されている学生さんがおられます。しかも一人ではないのです
その誤りには「粉砕骨折でしょう・・・」と優しく答えますが、内心は穏やかでありません。「1年間、何を勉強しててんや、ハワイに行くんは酷試のあとやったな」と腹の中で叫びました
複雑骨折。開放骨折とも言います。名前の付け方が少々変かもしれません。(術者の処置が複雑、という言い方もあるようです) 対義語は単純骨折です。複雑骨折の定義は「骨折部が外界と交通している状態」です。ですから、見かけ単純な骨折でも複雑骨折と診断される場合も普通にあるのです。
因みに、複雑骨折=外界と骨(骨折部)が交通している状態。というのは、感染症の危険が生じるという図式なのです。ですから「単純な骨折」でも複雑骨折と診断される場合も多いわけなのです。時に亡くなる場合もあるようです
歯科医師国家試験には用語を知らないと解けない問題が多数見られます。歯科医師になっても無関係で居られる内容の方が試験問題としては作成しやすいようです。本日、私も難関で解きにくい模擬問題を作成する予定です(実際の試験が「簡単や」)と学生さんに思っていただくため、です。「複雑骨折」も使う予定です。