知識と知恵 | we85のブログ

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糖質制限11年目となる歯科医です。歯科界の歪み、私自身の日々などを書いています。ベールに包まれた歯科医師国家試験の現状についても追求。

今朝の大型書店の話の続きのような内容です。


ネットでも本やテレビ等でも今は知識があふれています。正しいものばかりとは限りません。ですから受ける側が選択する必要があるわけです。



ヒトの心理として活字で書かれている事に何となく正しいような錯覚をおこす心理が働くような気がします。少なくとも私自身は働きます。困った事ですから、意識的にすべてを鵜呑みにしないようにしています。



知識は大切です。がしかし、すべてではありません。例えば歯性感染症の患者に抗菌剤を投与する場合、無知な歯科医がネットで検索しても正しい事は出てきません。それは個々の症例に応じて抗菌剤の種類や投与方法が異なるからです。時にクスリの添付文書と異なる服用が効果的な場合もあります。相応の経験も必要です。「知識」だけで対応できず、「知恵」が必要なのでしょう。



玄米は身体に良い、というのも知識です。知識はヒトを混乱させるような気がします。すべての「知識」が間違いというわけではありませんが、「知識」に振り回されると真理の到達できない場合もでてきます。どのような分野の「知識」にも疑いの目を向ける、というのは一種の生きる「知恵」なのかもしれません。



新聞記事の中にも、いい加減な記事や間違った内容もあります。ですから鵜呑みにできません。放射能汚染の問題のように意図的に事実と異なる内容を出すのは論外ですが、悪気なく間違っている場合もあります。(歯科領域の記事で何度かありました。医療に限らず他分野でもあるのでしょうが、私にはわかりません)



「知識」を生活に取り入れる「知恵」を持ちたいものです。糖質制限や湿潤療法は健康維持増進のための究極の「知恵」だと考えています。理由は即結果が出るからです。