糖質制限の会でご一緒だった医師(病理医)に近藤先生の「がん もどき」説について質問してみました。何度考えても納得できない部分がありましたから。
「がん もどき」は病理組織学的に癌と診断した症例に中にあるのか、それとも癌と確定診断ができる様な組織学的な所見はなく、単に(画像診断も含めて)臨床上の「癌疑い」なのか。
これが最大の疑問でした。私のこの質問に対して病理医先生は前者、と断言されました。では癌と確定診断されても治療の必要が無い、治療すれば逆にマイナスの転帰をとる場合もあるというわけです
さらに深く質問しました。癌と確定診断された場合、「がん もどき」か否かを組織学的に客観評価できるのか、と。
これに対して、高分化型(正常組織との類似性があり、悪性度が低い)であっても「がん もどき」の場合もあれば否の場合もあるとのことです。
では細胞1個1個の顔つきで判断できるのか?(つまり顕微鏡で診て1視野あたり例えば異常核分裂像が何個以上ある、というような例)と質問を続けます。これに対しては、判断出来ないとの回答でした。
あくまで病理医の感覚だという結論でした。つまり「がん もどき」は客観的に診断できないわけです。これは色々な意味で困った事です。お話を聞いて、結局近藤先生の「がん もどき」説は正しいのですが、御著書には極論の部分が含まれると考えました。