出来る限り、当社では、メンバーの動きが止まらないように、決裁事項を少なくしていたりしますが、これもなかなかどうして難しい・・・。小さな会社のメリットでも強みでもあるのですよ、決裁が少なく、決定スピードが速く、全てにおけるスピード感というモノが・・・。


セルフスタート出来る環境というモノがあって、ゴールを示して、そこまでの決裁を最小限に止めると、”机上論では”、セルフスタートして行くコトで、仕事のスピード感は増すはずなのです。”こうしたい”、”ああしたい”への自由度は、小さな会社の方が色々なコトにチャレンジするコトが出来るモノ。


しかし、ゴールがあるはずなのに、その手前で手段と目的を混在させたり、制約を自身で築いてしまえば、その環境はやはり機能していないというコトになります。ゆえに、その制約を突貫工事で修理していくことになりますが、セルフスタート出来る仕組であると言うことを理解してもらう、理解しやすい仕組でもなければいけない・・・。


それが、ビジョンでも擦り合わせでもあるのかもしれない。会社のビジョンはもちろんあり、理念や社是もある・・・。それとは違う行動を取ることになれば、”オタクの会社は言っているコトとやっているコトとでは違う。”と言うコトにもなります。ビジョンの共有というモノは、なかなかどうして難しいモノなのだろうか・・・?


しかし、”こうしたら、なりたい自分になれますよ!”と理想郷のように語り、催眠療法のような自己改革を行なうコトも私には出来ない。どうなりたい、どうしたいのライフプランやキャリアプランがあり、その中の数コマを成長できる環境に会社はしていくことしかできない・・・。


メンバーの雇用義務や成長義務はあれども、メンバーの人生の責任までは持つコトが出来ない・・・。この会社に入れば幸せになれますよ、この会社は一生安泰です、というコトはなく、もちろん社員満足は考えるし、会社を成長させて行く義務は私には、あります。


しかし、所属するメンバーが、それを共有してくれなければ、結局は発展などは夢のまた夢。会社のビジョンに自己のビジョンをすり合わせして、協働していくことが出来れば良いのでしょうが、セルフスタート出来ない人とは、一緒に走っていくことは出来ず、こっちだよ、とビジョンを示し、引っ張っていくコトも出来ないモノなのです。


ベンチャースピリットって何でしょうね。仕事ではなく作業をしていても、生産価値が無くとも、報酬を手に入れられるほど、当社は大きな会社ではありません。会社環境としては、小さな会社ながらも、研修制度があったり、働き方、働く時間でさえ、何かと優遇している面もなきにしもあらず。そういう点では、甘い会社ではあります。


しかし、その反面厳しくもあり、働き方、何故働くのか?自分はどうありたいのか?と自己と対峙しなければいけない局面はとても多くあるとは思います。セルフスタートとは何か?と考えて、答えが見つかる前には、既に走っていなければいけませんし、走っていく中でこうなのかな?と思いながらも、走っていかなければならない・・・。


それは、しんどくもあり、また愉しいモノであると感じられていくのか?そのあたりも、私の力量いかんでもあります。ベンチャースピリットは、未来への思考でもあり、希望でもあり、未来図へのポジティブシンキングの志向であり、そこへ向かうハングリー精神、飢餓感、危機感でもあります。


先日あるメンバーと同行をしている最中で、”○○をしたら、私は、こんな営業パーソンになれますか?”と尋ねられました。冷酷な私の返答は、”こうなりたい、と自分が強く願わない限り、無理。”と。話の内容としては、客先で理路整然とした商談やプレが出来るか、否か?というお話。


しかし、それはあくまでも、手段の一つでしか無く、目的がなければ、意味のない行動になってしまう・・・。また、これさえすれば、なりたい自分になれると、言って未来を夢見させるコトは出来なくもないけれども、それは騙しているようなモノでもあると私は感じています。


言ってみれば、良い大学に入れば幸せになれるから勉強しなさいというようなモノ。私には、そんな軽い言葉は言えるほどに責任は持てない・・・。会社にいる限りは、彼女たちの責任を負う覚悟はあれども、一生の責任を負うのは、自分でしかないから。無責任な発言などは出来ないのです。


そんな彼女から、自分はこうなりたい・・・、そのためにはこうします、というメッセージが送られてきました。


テクニック、スキル、マニュアルを偏重する旧来の経営手法では、人は基本的には性悪説に基づき利益と恐怖による統制が原則と考えられていました。しかし、人は感情の生き物、詰まるところ、自己のインセンティブでしか動けないモノ。


本人次第でその生産性は数倍、さらにチームのシナジーでそれは、数十倍にもなり得ます。そのスピリットを共有し、チームが一丸となり大いなる夢を実現していく。真の他社とは違うスピード感はここから生まれるのです。