日経MJを読んでいたら、カルピス 発売90周年というコトで、販促担当のマネージャーが最初に企画したのは、”営業担当230名を工場見学に連れていく”というコトだったという記事がありました。


”社員が商品の味を確かめないと、お客様に”自分の言葉”で勧められない。”


と、件のマネージャーの話は続き、カルピス独特の製法を、工場見学で体験し、商品に仕上がる前の発酵乳を飲んだりして、自社の商品への自信を再認識するコトに注力を注いだそうです。


幼稚園の時の亀田製菓の工場見学に始まり、小学生での魚屋や八百屋など、商店街の社会科見学、父方の祖父母の農業の手伝いをしたり、中学校の通学路には、水田といちごビニールハウスに、養鶏所などがあったり、何かの製造過程を見る機会は何度か在りました。


あ、そういえば、旅行で、ビール工場やワイナリーの見学とか、牧場の見学もしたりしました。(・・・もっぱら、飲んだり、食べたりするコトが目的だったりして。笑)


あとは、この仕事に就いてから、印画紙や色校正の出力、チラシの印刷工程から、大判ポスターなどの出力、ノベルティ製造の現地工場に行って、検品をしたり、そんなコトに立ち会うコトは、何度か在りましたが、まだまだ自ら見ていないプロセスも多いのだと思います。


営業職って、なかなかモノを作る側の意識がないので、幾つかの製造過程を確認出来たというのは、良い機会だったなとは、思っています。


だいたい、開発側と営業側というのは、対決するモノで、お互いの大変さを”共感”したりする仕組もなかったりするんですよね。そういった意味でも、この工場見学は、アリだな~と思います。


バイト時代から、仕事をする上で、その店舗やお客様に提供するサービスというモノには、愛着が常にありました。自分が自信を持てたり、好きではないモノは、やはり気持ちよく接客が出来なかったりしますし、性格上、仕事への取り組みとして、徹底的にやらないと気が済まなかったりしました。


飲食店を利用する時にも、オススメを聞いてみたときに、”私も食べたのですが、これは美味しいです!○○を注文される方もいらっしゃいますが、私は個人的には、こちらの方が好きです。”などと、自身の想い入れなどを話されてしまうコトに、弱い・・・。


(そして、そんなコメントが出てくるか、否かを飲食店などで試したくなってしまう嫌な客です。笑)


私は、クライアントのアカウントと対峙する時に、クライアントの商品や店舗に愛着が湧くまで、その内容に取り組み続けたり、自分が納得出来るポイントまで、考え続けるコトが多くあります。


しかし、悲しいことに、クライアントの担当者の方と接していても、中には、自社への想い入れも少ない方がいらっしゃったりもします。アカウントを考えるときには、そんなコトも視野に入れて、課題解決する方向性を模索したり・・・。思い通りにならないコトも、実に多いモノです。


たまに、イヤになって投げ出したくなったりとか、”もう~!自分の会社なんだから、しっかりしてよ~!”と思うコトがあるとも、ないとも?(笑)


例え、自分が使わないような商品であったり、エンドユーザーの立場に立てない商品・サービスであっても、自分が面白い、とか、愉しい!良い!素晴らしい!好き!と思えないと、何だか・・・しっくり来ない気がします。


自分が使わないような・・・例えば、男性用カツラなどであっても、”凄い!この商品!”と思えるようなポイントを探して見たりとか。(ちなみに、男性用カツラのお仕事はしたことがありませんが・・・。)


食わず嫌いではありませんが、意外と物事を反対側から見てみると、”おぉ!”と思うコトがあったり、そんなプロセスも愉しいモノですし、”発見”するコトも愉しいし、嬉しいと思うじゃないですか。


クライアントや協力会社の人たちも、色々な側面から見てみると、相手の方に共感するコトがあったりしますし、”ふーん。”と思うようなコトがあっても、”えぇっ!”、”おぉおお~!”と思うようなコトもあったりして。形のないサービスや価値を売っているだけに、そんなコトも大事なのだと思うのです。


一番悲しいことは、自社の商品・サービスへの愛着もなく、自分自身も好きになれないコト・・・のような気がします。