数年前に、欠勤をした後に、退社をした女性のお話。(むかーし、働いていた会社でのお話です。)
・・・退社をしたというより、そのままフェイドアウトという結果。
理由は色々とあるとは思うのですが、体調を崩したり、仕事が嫌になっちゃったとか・・・ね。
それはそれで、仕方がないのかとは思いますが、そこは大人。給与を受け取っていたりする訳で、欠勤や遅刻をする時には、電話連絡をするコトが、私の中では、一般常識だと思っています。
自分が連絡できないときには、家族とか、誰かに連絡してもらうとか。
・・・そんなに無茶なコトを要求しているとは思えないのです。
けれども、そんな自分の常識に対する観念を疑ってしまうような場面も、何度かありました。
そのメンバーも、最初のウチは、風邪をひいたということで、欠勤の連絡はありました。数日間欠勤しているうちに、それまで来ていた連絡が来なくなり、最初は私も、彼女の携帯に電話をしていたのです。
無理して出勤しろ!と言っているのではなく、”欠勤なら欠勤と連絡しようね。”というレベルのお話。
しだいに、繋がっていた携帯にも、彼女は電話に出なくなり、欠勤も、数週間に及びました。
退社であるのであれば、その手続きをしようと思うモノの・・・連絡が取れない状態で、実家暮らしのメンバーでしたので、書類を紐解き、実家に直接電話をするコトにしたのでした。
電話口に出た彼女のお母さんに、事情を説明するモノのなかなか埒があきません。
私物も事務所に残っているし、残っている給与も渡したい・・・。退社するのであれば、保険などの手続きもしなければいけないし、という事情を説明して、”退社意向なのか、休職扱いにするのか?本人が体調不良で出来ないのであれば、親御さんに代行して欲しい。”との旨を伝えたのでした。
ところが、”娘も大人ですから。(私には関係がありません。)”というニュアンス。”娘と直接話して欲しい”との話に私もさすがにイラッとしそうになりました。
”携帯電話に、何度か電話をしたのですが、体調が悪いのか、出られないので、ご在宅なのであれば、電話口まで呼んできて下さいますか。退社意向なのか、休職意向なのか、伺えれば、彼女の希望通りに手続きを行うことも出来ます。”と丁重に話をする訳です。
結局、彼女は、電話口に出ることもなく、”彼女に連絡をさせて欲しい。”と親御さんに伝えて、電話を切ったのでした。結局、彼女からは、その後の連絡はなく、所定の日程が経過してから、彼女を退職扱いにしたのでした。
大人としての行動が取れない娘に、その子供を大人扱いして、”自分には関係ない。”と社交辞令の謝罪もない親御さん・・・。
不正を働いたメンバーもいましたが、彼ら彼女たちの親は、口を揃えたかのように、”子供の好きなように・・・。”と言います。”・・・よく言うモンスターペアレンツって、こういう親たちのコトを言うのかしら?”と思いながら、子供は悪くないという対応をされる親御さんの物言いに、私は何度か閉口したことがあります。
たまに、私は思うのです。
”子供の好きなように。”という言葉は、何とも、無責任な態度なのかと・・・。
”ウチの教育は、自由なんです。”というのも、良いのですが、”人に迷惑をかけないとか・・・。最低限の躾は身につけさせて欲しいと思います。”自由”と”好き勝手”は、やはり異なるモノだと思うのです。少なくても、社会でのルールは、最低限在ると思いますし、いくら二十歳を過ぎたからと言って、”ダメなことは、ダメ!”と子供に対して怒ろうよ・・・と。
”やりたいコトが分からない”と、社会人になってからも、平気に口にしてしまう大人。
学校教育の仕組みもおかしい面もあるとは思いますが、子供と将来のことについて、話し合う親が、世の中にどれだけいるのでしょうか。
学校の先生は、マンツーマンで生徒に対峙する訳ではありませんし、長くても、数年を学校という場で、接するだけの話です。その子供の将来について、本気で話し合ったりすることは、やはり家族で行うことだと思いますし、それは親の責任でもあると思うのです。
”意志を尊重すること”と”放置”は異なると思うのです。
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