営業を始めて間もない一年目の頃、当時は、毎日のように新規営業に出かけていました。
都内某所に営業に出向き、何度かヒアリングを重ねた後、いよいよクロージングという場面。
それまでの商談の雰囲気も、良い感じ。
そして、プチクロージングの感触も、悪くない・・・。(最終クロージングの前に、一つ一つクライアントのNOの理由を解決していくのが、プチクロージング。)
既存の代理店には、不満があり、新規参入するにあたり、競合は一社。
その前にも、その競合とは、バッティングしたこともあり、ある程度・・・相手のメリット・デメリットも理解していました。
・・・絶対に勝てる!・・・はず!
そして、最終クロージングをするために、商談を進めたのでした。
最終クロージングを終えて、最後に、いつ返答が出るかと尋ねると、私の後に、競合の商談があるので、その後、決めたいとのこと。。。
私の心の中では、”絶対に、負けたくない”という気持ちが、渦巻いています。
挨拶を終えて、ひとまず撤退。
決裁者との商談だし、次の広告実施日も決まっており、あとはウチか、競合か?という場面。
最寄り駅に歩きながら、私はふと・・・歩くことを止めました。
そして、その企業の前に戻り、こっそりと・・・下町の路地裏で張り込みをすることに決めたのでした。
・・・って、今考えたら、ストーカーか、刑事みたい(笑)
何で、あんな根性があったのでしょう?・・・自分でも不思議だし、ちょっと怖い気も。。。
すると、競合の営業パーソンと思われる男性が、その事務所へと入っていきました。
雰囲気は、冴えない営業パーソンって感じ。(大変失礼ですが・・・、当時の負けたくない!という気持ちが、前のめりになって、そう私に感じさせていたのかも。)
商談は、約20分ほどだったかと思います。
しばらくすると、その営業パーソンが、事務所から出てきました。
”相変わらず、冴えないな~。”と、本当に失礼な私。
でも、雰囲気からすると、まだこの競合には決まっていないと言うことが、分かりました。
私は、すぐさま、そのクライアントに電話をしました。
”いかがですか?”と、気合いはいりまくり。
今、考えると、一生懸命だから許されるラインと、ウザいラインの境界線。かなりギリギリのラインです。
当時は、27歳くらいだったと思います。
年齢でも、ギリギリかな~。
でも、今とは違い、営業のトークも一生懸命さが、ウリの一つでもあり、まだギリギリのライン?(と、勝手に思い込めました・汗)![]()
勢いで、相手の状況も、気にもせず、電話での了承を得て、事務所で決裁者と再び話しました。
その際には、返答は出ませんでしたが、翌日連絡を頂き、ご契約頂くこととなりました。
成約に至ったので、今でこそ、美談?として書くことも出来ますが、かなり厳しい営業スタイルをやっていたものです。
契約後に、二回目の訪問の件に触れて、”契約しないと、暴れられそうなくらいの圧倒さがあったよ。(爆)”と、担当者にも笑われる始末。
でも、そういった無茶なコトも、新人時代にやっていて良かったなと今では思います。
今は、どうしてもキャリアがあって、そんなことは出来ないし、あの時に、ただただガムシャラに一生懸命にやっていたことが、積み重なって、今の自信にもなっているから。
それは、結果を生んだことはもちろんですが、”これだけ、必死にやってきたんだ!”というプロセスから来るモノだと思うのです。
誰に恥じることもなく、ただ真摯に取り組んだ自分がいたからこそ、誰にも文句を言われる筋合いもないし、当時の私には、上司に文句を言わせるようなスキを与えなかったと思うのです。
それにしても、あの張り込み体験は、今思い出しても、自分でもウケます。
つか、ただの危ない人っぽい。。。(笑)![]()
・・・ここまで来れたのは、やっぱりクライアントの力が大きいと思います。
