私が、営業マネージャーをしていて、驚くことが一つあります。
というのは、営業パーソンには、契約金額から、仕入額、利益額、利益率の算出をさせて、自己の売上管理をするようにしているのですが、この”利益率”の計算を何度も間違えるメンバーが、何割かいることです。
これは、私の中では、「太郎さんが、ミカンとリンゴを仕入れて・・・」、という小学生の算数レベルの話だと思うのですが、時折、そのことにさえ、自信が揺らいでしまうことがあります。
何度か円グラフを描いて、「契約金額のうちの利益額の割合だから、利益額を契約金額で割って、100を掛けるのだよ。」と説明をするものの、何度も逆に割ってみたり、仕入率を出してみたり、時には、「何を何で割ったら、この数値が算出できるの?」ということも。
例えば、利益率70%の契約と利益率50%の平均利益率は?と聞いても、ちんぷんかんぷん。
「利益率80%です!」と答えてくれたり・・・・・。
二言目には、「数学は苦手なんです。」「数字嫌い。」という言葉が返ってきます。
そこで、引き下がる私でもないので、「果汁70%のジュースと果汁30%のジュースを混ぜたら、味は果汁70%より、薄くなる?濃くなる?」と攻めていきます。。。
私は、今まで二人だけ、違うタイプのメンバーに出会ったことがあります。
彼女たちも、他の利益率の計算の出来ないメンバーと同様、最初は計算は出来ませんでした。むしろ、その方法を知らなかったとでも言えば良いのでしょうか。
一度、説明をすると、もう計算を間違えることもなく、その後は、色々な統計を出してみたり。。。彼女たちは、決して計算が不得意な訳ではありませんでした。
それから、前者のメンバーは、媒体社の資格者試験などを受講させると、合格はしますし、入社時の計算問題は、高得点だったりするのです。もの凄く”お勉強”が、出来ない訳でもないのです。
利益率のことを理解するメンバーと一向に理解しようとしないメンバーとの違いは、何なのだろうか?と・・・。
このようなことを数年間、考え続けてきたのです。
もちろん、素直に人の話を聞くとか、「出来ない」と決めつけずに、やろうとするか、否かと言うことも重要だとは思います。でもなぁ・・・、何かが違うなと。
その違いは、もしかすると、論理的に物事を考えるか、ということなのかなぁ・・・と思っています。
後者のメンバーは、何かを効率的にこなすということにも長けていました。その反面、無駄な努力をしたがらない、彼女たちの中で「やっても無駄」と思うことは、一切手を付けないのです。
直感で(ボーリングの)センターピンを判断する彼女たちの能力には、変な意味で関心をしてしまったほどです。
前者と後者のメンバーは、「好き」「得意」「やりたくない」で物事を判断し、後者のメンバーは、「目的を遂げるために、必要か?必要じゃないか?」で判断していたのです。
しかし、一緒に働いてみて、気がつくことなのですが、「判断力」「決断力」「論理的思考」の著しく低い人が多いことも気になります。女性には、苦手な分野なのかもしれませんが、それだけでは済まされないレベルのことも、多々あります。