食品偽造のニュースが、後を絶ちませんね。。。
こういったニュースを見ていると、性善説と性悪説について、ついつい考えてしまいます。
私は、基本的には、性善説でいますが、人間には「魔が差す」とか、そういった負の側面もわることは、見逃してはいけないと思っています。
会社ぐるみで、不正を働くというのは、論外ですが、やはり危機管理と言いますか、広告代理業などをやっていると、自社で管理をしていても、協力会社や取引先などで何かが起きる可能性もあるということを、経営者としては根底に持っていなければいけないと思っています。
性悪説を前提にという訳ではありませんが、「人それぞれ様々なインセンティブがあり、例えば、家族が・・・、自分が・・・、いざという時には、そこにモチベーションが向かうのは当然のこと」と認識していた方が良いと思っています。
小さな代理店というのは、本当に不正というものが起きやすく、以前いた会社でも、平社員時代に「後輩が不正を働く」ということを、自分が発見したという出来事がありました。
当時の私は、仕事を始めて2年目だったでしょうか。根底に、「悪」の側面を持つ私は、「こんな不正も出来ちゃうよね。」とあらゆる不正方法を考えていたりしていましたが(笑)
実際に、不正を働くか、否かというのは、理性のコントロールの問題で、私自身は、目先の利益よりも、努力をして築いてきた「目に見えないコト」の方に”価値”を感じていたので、不正を働かなかったという・・・ただそれだけのことだと思います。
それから、本人に悪気、悪意がなくても、結果として、企業として不正、もしくはそれに近い結果となってしまうこともあるので、そういった様々なことを想定して、経営者としては、”不正の起きない仕組み”を構築した方が、得策と感じます。
例えば、営業経費一つにとっても、一定のルールは設けるべきだと思いますし、「不正はするな。」とoutの側面では管理を厳しく言いつつ、歩合があるからと、営業活動における経費をなし崩し的に営業個人負担にしていると、不正は起こりやすくなると思っています。
簡単な例を挙げると、「携帯も私物で、料金も自分で負担しているのだから、備品をちょっと家に持って帰ったくらいで、どうってことないだろう。」とか、そんなレベルのことです。
以前、メンバーが、何かのことで、「着払いにして下さい。」と先方に言って、その分は自腹で払おうとしたことがありました。
私は、会社で払うことにして、営業利益は皆で努力をして得ているモノ、その中から経費や人件費などを捻出しているということ。
「500円だから、いいや」ではなく、必要経費は会社で払う、しかし、その経費を捻出させてしまうことは、カットできるならした方が良いわけで、こちらのミスで発生したモノであれば、そのミスは二度としないこと。
”何故起きたのか”を真剣に考えて、改善策を考えて、例え500円でも皆のお金から出ていることを重く受け止めること。お金によっては、自分の財布の500円と会社経費の500円の重さが違うことを認識すべき。そのためには、500円以上の時間をかけてでも、その会社経費が0円になる努力をすべきだということ。
それは、うっとうしいくらいに・・・、話をしました。
不正が出来ない仕組みを構築することはもちろん、メンバーにはこういった考え方の時間を大切にしていかないと、後々に大きなコトを生んでしまうと思っています。
普段の契約までの営業プロセスとかは、経験を積んでい行けば解決できることもあるし、言い方は悪いですが、後回しにしたって良いと思うのです。
しかし、お金に対する考え方は、人それぞれ違った価値観の元で育って生きてきていますから、そういった小さなことを見逃していくと、それが曖昧な形で「企業体質」として残ってしまうと思うのです。そういった意味でも、就業規則であるとか、ルールというものは、大切だと思っています。
ですから、経営者としては、メンバーを性善説で信頼したとしても、「不正の起きない仕組み」を構築することが大切だと思うのです。