広告代理店の仕事は、性質上、外部スタッフとの協力というものが、欠かせない仕事です。
自社の決まった商品を取り扱っている訳ではないので、最初は”形がないモノ”を分業して、様々な会社や人の協力を経て、仕事をやっていきます。その中で、やはりコミュニケーションというものが、大切になってきます。
ま、どんな仕事にせよ、関連会社や外部の会社との取引はあるものですし、また社外問わず、一人で仕事をやっている訳じゃないですから、社内のスタッフとも連携していかないと、何事も上手く行きません。
部署が幾つにも分かれている大きな企業であれば、仕事も分業を細かくしている訳で、下手すると、自分の関わっている業務目的も役割も分からず行うこともあるのかもしれません。
しかし、当社のような小さな会社では、一人で行う仕事の質も量も変わってきますし、その責任性も大きなものとなります。自分の采配一つで、仕事の結果が異なってきますし、それもまたベンチャー企業の醍醐味でもあると思っています。
例えば、折込チラシ一つを手配するにしても、クライアントがいて、中には組織内に複数人の担当者の方がいらっしゃる場合もあります。
クライアント先でも、営業本部、企画本部、人事部、総務部、経理部の方やその部署ごとに管理職の方、または幹部クラスの方と関わる場合もあります。顧客担当として、長くお付き合いがあればあるほどに、組織内で顔見知りになる人も多くなってきます。
そして、代理店の協力会社としては、印刷会社、折込会社、各デリバリーに関わる配送会社、新聞専売店などの方々が関わってくるでしょうか。
会社によって、デザイン制作をするデザイナーを自社で抱える場合もありますし、その場合でも、クリエイティブディレクターがいたり、クリエイティブデザイナー、DTPオペレーターなど、会社ごとに呼び名の違う、また役割の異なる人がいます。
営業職一つとっても、単なる営業職なのか、アカウントエグゼクティブであったり、またプランナーなども存在したり、しかし、その人達だけではなく、請求書を発行したりもしないといけませんから、経理部や総務部、営業事務の方などもいる訳です。
当社の場合は、現在、社内でまかなっている業務もありますが、外部スタッフの方の協力を得ている仕事がほとんどです。
先日、とある企業様のロゴとキャラクター作成をしたのですが、キャラクターはイラストレーターに、ロゴはデザイナーにと、各々制作してもらい、クライアント承認を得る過程で、データのやりとりをしながら、ロゴとキャラを統合させるという仕事でした。
キャラとロゴのバランスが大切な仕事でしたので、その中でコンセプトから、複数名の方の進行スケジュールまでディレクションしていきます。
最終的に、クライアント承認を得て、仕事を終えた時に、私が必ず行っていることがあります。
「今回のものは、前回より、○○で評判が良かったようです。」
「前回納品してもらった○○ですが、クライアントのアルバイトスタッフの方まで気に入って頂いたようで、今ではこんな風に使われているようですよ。」
と、直接クライアントと関わることのない外部スタッフには、クライアントの声を伝えるようにしていることです。
ちょっとした一言なのですが、それによって、外部スタッフの方も気持ちよく仕事をして頂いているようです。
もちろん、仕事の過程では、コンセプトに合わないデザインなどもあったりして、その際には、厳しい言葉も言わせて頂くこともあります。
それでも、外部スタッフの方とは、パートナーのつもりでやっていますし、対価を頂いているのは、クライアントからですので、仕事の目的を明確にすれば、当然のことです。(もちろん、伝え方、コミュニケーション方法には、工夫をじますが・・・。)