広告事業が面白いと思うことの一つに、ターゲット業種を選ばないということがあります。
広告と一言で言えど、媒体への広告掲載のほか、イベント企画でも何でも出来ますし、その幅というもは、会社によって得意不得意分野というモノはありますが、代理店というのは、いわゆる「何でも屋」。プロモーションの方法は様々で、何でもやろうと思えば出来るモノです。
これまでも、引き合いやご紹介を頂いたり、新人時代は、テレアポなどを行って、様々な業種のクライアント先と仕事をしてきました。会社として、利益を創出する必要もあり、また自分たちの価値を向上させるという点で、メインとなるターゲット業種というものはありますが、その狭間で普段とは違う業種の商習慣を垣間見たり、お仕事をさせて頂く機会は、刺激的な時間です。
私は、初めての分野に挑戦する時には、関連書籍を読んだり、資料を集めたり、事前にある程度の勉強をするようにしています。その仕事に関わるまでの時間や準備期間により、その時間は制約がありますが、出来る限りの努力はしなければ、相手の方々に失礼だと思っています。
今回、そんな理由でこの書籍をアマゾンで購入しました。
- 虚業成れり―「呼び屋」神彰の生涯/大島 幹雄
- ¥2,940
- Amazon.co.jp
ドン・コザック合唱団、ボリショイバレエ、レニングラード・フィルなどを次々に日本に呼び、全国にセンセーションを巻き起こした「赤い呼び屋」、神彰。彼は、日本が敗戦から立ち上がり、復興、そして高度経済成長時代へと突き進んでいた元気な時代をさっそうと駆け抜けた。
短い栄光のあとの転落。そして再起。まったく何もないところから「幻」を追い求め、アイディアと度胸とバイタリティーで次々に実現していく神の生涯のたどり着く先は…興行の世界に身を置く著者が、共感を込めて追跡する。
戦後の経済復興の中、ドン・コザック合唱団、ボリショイバレエ、レニングラード・フィルなどの文化を日本に呼んだプロモーターの方の人生を描いた本です。子供の頃、観たことのある「ボリショイ・サーカス」を日本に初めて呼んだのも、この方のようです。
なんてパワーのある生き方というか、主人公とその周囲の人達の行動に荒さを感じながらも、「生きる」という凄さを感じた本でした。
きっと手にすることのなかった書籍だと思うのですが、この本を見つけることとなったビジネスチャンスに感謝したいと思っています。