普段、よく観るテレビは、朝の支度をしながらのワイドショー、夜のニュース番組です。ドラマなど、定期的にチェックする番組は、一本もありません。あとは、合間にお笑いなどのバラエティをたまに観るくらいで、何曜日の何時に何をやっているのか・・・ということも、あまりよく分かっていません。
休日や空いた時間には、DVDを借りて観たり、最近では、ケーブルテレビでFOX系をチェックしては、アメリカのドラマなどを観ています。休日になると、1つのシーズンを丸ごと放映しているので、○時間耐久レースのように観ることも、しばしば・・・。ちなみに、週末は、12時間くらい観たっけ。。。
そんな訳で、毎日チェックするのは、ニュースくらいな私。全体的にワイドショー的というか、視聴率ありきとでも言いましょうか、あまりにも核心をはずれた報道方法に、辟易としてしまうことがあります。
例えば、今回の秋葉原の事件でも、もちろん被害者の方やその遺族の方々を思うと何とも言いようのない気持ちになるのですが、その報道の仕方には、疑問を抱かずにはいられません。被害者の方の傷口をえぐるかのような質問や報道の仕方。また、加害者に対してのいかにも正義感を振りかざしたかのような弾劾的な報道。
マスコミの中でも、テレビという位置づけは、どうあるべきなのかと疑いたいところです。
このような被害者の方々や加害者家族への報道は、他の事件でも同様に見受けられることなので、今回は深くは触れないで置こうと思います。
さて、今回の事件で、私が「個人的に気になった報道の仕方」というのは、2つあります。
1つは、加害者が事件の経過を携帯サイトの掲示板に書き込みをしたということに対して、ネット=危険という図式があまりにも単純に語られていることです。
他にも、自殺幇助であったり、出会い系であったり、ネットに絡む事件が出てくると、いかにもネットが悪い!と言わんばかりの報道ってどうなのでしょう。私には、「会社が悪い!」「政治が悪い!」「国が悪い!」と・・・一体、原因の所在はどこにあるのか、分からないような曖昧な怒りのように聞こえてなりません。
ネットは、単純にツールの一つな訳で、ネット環境が整うにつれて、仕事でもプライベートでも、便利になった反面、時に不便を感じてみたり・・・。これは、携帯と同じですね。便利だけれども、時々・・・携帯の繋がらない所に行きたいなぁと思いますが、今では海外でも使えるようになってしまって、宇宙にでも行かない限り、逃れられませんね(笑)
とはいえ、今や仕事では、情報収集や交換でなくてはならないモノですし、OFFでも、買い物の半分は、ネットショッピングなのではないでしょうか。一人暮らしの私には、重い水などの飲み物やお米などは、もうスーパーで買って、持ち帰ってこようなどとは思いません。
例えば、包丁だって、使う人の資質によると思うのです。それで料理を作る人もいれば、時には人を殺めてしまう人もいるのです。それって、包丁が悪いのでしょうか。包丁を作る人や企業が悪いのか?と言ったら、そうだという人はいないと思うのです。
物事には、ある程度の規制は必要だとは思いますし、包丁だって、丸出しで道路を歩いていたら、問題があることでしょう。銃などであれば、もっと厳しい規制の監視下にある訳です。
しかし、ネットは、もう私たちにとって、日常生活には欠かせないものになってしまったのです。
今のネットに関する規制が甘いとか、緩いとか、そういった問題を言いたいのではありません。私が、自宅でネットを初めて頃は、「テレホーダイ」などと言っていた回線も、今や光ケーブルの時代です。話はそれますが・・・、あの頃の通信速度って、今考えると恐ろしいですね(笑)
環境とは、変化していくモノで、それに合わせて、ルールや仕組みを変更していくことは、当然のことです。しかし、大切なことは、物事の本質であり、例えば、人を殺してはいけないとか、悪いことをしたら謝るとか、原理原則であると思うのです。
それをテーマや切り口をいかに面白くしようか?とか、どこかに悪者を作っておこうというような安易な方向性をすることが、私には気持ちが悪く感じてしまうのです。
もう1つ気になったことは、加害者に対する敬称の付け方です。私が観たテレビなどの報道の仕方としては、加害者を紹介する時に、「○歳の派遣社員」と称している場合が多いのですが、あくまで派遣であるとか、契約であるとかというのは、雇用形態であると思うのです。
例えば、他にも、他の業種であれば、「会社員」で済むところを「パチンコ店店員」と報道してみたり・・・、それって重要なのかなぁと思うのです。
話はそれましたが、この「派遣社員」という報道の仕方には、報道側の恣意が感じられてならないのです。
とある番組を観ていたら、加害者は、社員食堂で派遣社員は、正社員の3割増しで利用しなければならないことに憤慨していたようです(記憶が曖昧ですが・・・)が、これにも報道が浅いと感じます。
かつて、「ハケンの品格」というドラマでも、同様の内容がありましたが、これはドラマでの話です。
経営者になれば分かるかと思いますが、社員食堂で例えば原価割れの食事を社員に提供した時に、その時の会社側の費用は、正社員であれば「福利厚生費」として認められるはずですが、これは「派遣社員」となれば確か・・・「交際費」となるはずです。
このブログを読んでいらっしゃる方の中には、様々な雇用形態の方がいらっしゃるかと思いますし、業種や職種もバラバラかと思います。私は、派遣がよいとか悪いとかそういった話をしているのではなく、社員食堂一つをとっても、雇用側の問題だけでもなく、税制上の問題もあると言いたいのです。
何で、こういったことも、報道したりしないんでしょうかねぇ。。。
惨殺な事件が起きれば、誰しもが私たちの生活している環境は大丈夫なのかと曖昧な不安を感じますし、このようなことが二度と起きないようにするためには、どうしていけば良いのか?と誰しもが思うはずです。
その中で、マスコミの役割とは、何か?ということをその中にいる方にも考えて頂きたいし、私たち見る側にしても、考えたいと思うのです。
そして、常に「大切なことは何なのか?」「物事の本質は何か?」と考えていきたいと思います。
今回のような惨殺な事件に対して、私自身、どう解決していくことがよいのか答えは分かりません。けれども、だからといって、「どうでもいい」ということにはならないと思うのです。