頂いた年賀状の中に某旅行代理店の”年賀タウンメール”が、紛れ込んでいました。


タウンメール 」というものをご存じでしょうか。

日本郵便の配達地域指定郵便のことです。


特定地域の新規開拓ツールとしては、かつては新聞の折込チラシが、効果的でした。しかし、新聞自体の定期購読者数は、年々減少化傾向にあります。


私の住む中野区は、都内23区の中でも一番購読率(新聞到達率とも言う)の低い区です。数年前まで、7割あった購読率も、今では半数を切りました。まして、一世帯で何紙も購読していることは少ないので、例えば、読売・朝日のみで、折込チラシを配布すると、到達率は、30%前後になってしまいます。


そこで、見直されているのが、ポスティング配布、そしてこのタウンメールです。


ちなみに、タウンメールの配布料金は、@27.0円。

年賀タウンメールは、@50.0円です。

これに加えて、印刷費用もかかります。


ちなみに、この某旅行代理店の年賀タウンメール、オリジナル年賀 を使用しています。

普通のオリジナル年賀で、郵便料金を含んで@60.0円。

5万枚からのオーダー受けです。V折りの圧着はがきを使用していますから、もう少しコストは掛かっているはずです。


圧着はがきとは、請求書などでよく使われている接着剤のついたハガキのこと。

「ここからお開け下さい。」などと標記され、その面をはがすと中面が見られるというもの。掲載面が拡がっても、郵便料金が変わらず、開封率が高いと言うことで、DMでよく使われているハガキのタイプです。


それにしても、この旅行代理店さんは、何世帯に配布したのでしょうか。

広告の中身を見ると、新宿・横浜・千葉・大宮の支店情報があります。中野区だけに配布したとは思えません。

中野区の世帯数は、住民基本台帳によると、17万強です。


20万世帯に配布したとしても、@60.0円で、1,200万円です。(・・・欲しい、この仕事。笑。)

タウンメール、宛名リストが不要。ポスティングチラシと異なり、全世帯に配布できるなど、メリットはありますが、私は好きになれないので、お客様にはご案内しないようにしています。


世帯カバー率は、8割を切ってしまいますが、ポスティング配布の場合、コストが5分の1程度に削減できますから、その分回数やエリアを拡げることも出来ます。


また、ポスティングは、”コンプライアンス的に・・・”と躊躇される企業様には、他の案を提案するようにしています。


企画やクリエイティブも重要かとは思っていますが、私たちのクライアントは、中小企業の方がほとんどですので、広告予算も限られています。その予算内でいかに効率よく、ターゲットにコミュニケーションを取れるか?ということが重要ですので、コストパフォーマンスも意識したプランニングにするように心がけています。


それにしても、普通の郵便物と一緒に配布する訳ですから、もうちょっと安くならないものなのでしょうか。

せめて、23区はもっと安くしたら、需要も増えると思うのです。


日本郵便が民営化されて、郵便料金が今後どうなっていくのか?DM業界では気になるところではないでしょうか。今後の動向にも注目していきたいと思います。