延期になっていたトップリーグがようやく開幕し、各地で熱戦が繰り広げられました。
●ジャパンラグビートップ リーグ2021 第1節
<20日>
NTTコミュニケーションシャイニングアークス 41-13 HondaHEAT
パナソニック ワイルドナイツ 55-14 リコー ブラックラムズ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 34-33 東芝ブレイブルーパス
クボタスピアーズ 43-17 宗像サニックス
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 47-38 NECグリーンロケッツ
<21日>
キヤノンイーグルス 24-26 NTTドコモレッドハリケーンズ
日野レッドドルフィンズ 17-52 ヤマハ発動機ジュビロ
三菱重工相模原ダイアナボーイズ 7-75 サントリーサンゴリアス
ワールドカップで活躍した各国代表のスター選手がトップリーグデビューを果たしましたが、中でもサントリーのボーデン・バレットはSOでスタメン出場し、1トライ8ゴールで21点の大暴れ。得点以外にもキック、ラン、パスでワールドクラスのプレーを披露しました。
さすがオールブラックスという感じですが、インパクトという点ではNTTドコモのTJペレナラが上回りました。SHでフル出場し、ドコモの攻撃をけん引。14-6とリードされた後半18分にチーム初トライで反撃ののろしを上げると、26分には相手ペナルティからのリスタートで巧みなクイックスタートを仕掛けて抜け出し、李智栄につないで逆転のトライを演出しました。
闘志あふれるプレーとは対照的に、終始にこやかな表情だったTJ。相手選手やレフェリーにも気さくに声をかけ、円陣の中心になってチームメイトを鼓舞するなど、新加入とは思えない存在感を発揮していました。
TJに引っ張られたレッドハリケーンズは、後半36分にキヤノンに逆転のトライを許しますが、ラストワンプレーの場面で獲得したPGを川向が決めて再逆転。チーム一丸となった気迫のプレーで死闘を制し、嬉しい開幕勝利を挙げました。
この試合のMOMは、コンバージョンを2つ外してドラマチックな展開に持ち込みサヨナラPGを決めたSO川向でした。
開幕戦を劇的な勝利で飾ったレッドハリケーンズ。第2節は地元の長居でNECと対戦します。
※写真はNTTドコモレッドハリケーンズの公式HPから拝借しました