●全国大学ラグビー選手権大会 3回戦
2020.12.13 東大阪市花園ラグビー場
慶應義塾大学47-14京都産業大学
<得点経過>
前半
4分:竹内(慶)T5-0、5分:山田(慶)G7-0
19分:ヴェア・タモエフォラウ(京)T7-5、20分:城川(京)G7-7
21分:山本(慶)T12-7、22分:山田(慶)G14-7
27分:大山(慶)T19-7、28分:山田(慶)G21-7
42分:原田(慶)T26-7、山田(慶)G28-7
後半
7分:廣田(京)T28-12、9分:城川(京)G28-14
13分:イサコ・エノサ(慶)T33-14、14分:山田(慶)G35-14
26分:三木(慶)T40-14、38分:中楠(慶)T45-14、
39分:山田(慶)G47-14
<慶應義塾大学>
<京都産業大学>
全国大学ラグビー選手権大会の3回戦
慶應大vs京産大を花園ラグビー場で現地観戦しました
もう1試合行われる予定だった同志社大vs帝京大は
同志社に新型コロナの感染者が出たため辞退して
帝京大の不戦勝となりました
10カ月ぶりの花園
秩父宮と同じラグビー専用競技場ですが
昨年のワールドカップ開催に合わせて改修され
秩父宮よりもはるかに素晴らしいスタジアムになりました
強力FWが自慢の両チーム
キックを主体に陣地を稼ぎFWがぶつかり合う展開
先制トライは慶應でした
ゴールも決まって7-0
京産もFWが力でトライを取って同点に追いつきます
しかし慶應は同点に追いつかれた直後に
試合の流れを変えるビッグプレーが飛び出します
FL山本凱が京産DFの隙を突いて抜け出し
ゴール中央にトライ
リスタートからノ―ホイッスルトライでした
これで勢いに乗った慶應は
その後もFWが威力を発揮して2トライを追加します
京産FWの突進も
伝統の低く突き刺さるタックルで阻止
28-7と慶應リードで前半を折り返します
後半最初のトライは京産
FWで押し込み最後はSH廣田が決めました
これで2トライ差となり
勝負の行方は分からなくなりました
しかしまたも慶應に勝敗の行方を決定づける
ビッグプレーが生まれます
慶應陣内で京産のパスミスをキャッチした
CTBイサコ・エノサがそのまま60mを独走してトライ
京産に追い上げムードが出ていた矢先のトライで
その後の試合展開は慶應の一方的なペースに
スクラムでも慶應が圧倒します
イコサ・エノサのオフロードパスから三木のトライ
京産は屈強な外国人留学生が突破を図りますが
慶應DFの踏ん張りにはね返されます
後半38分には中楠がダメ押しトライ
なんとかトライを返したい京産でしたが
慶應の粘り強いDFを破ることができません
終了直前ゴール前に迫るもノックオンでノーサイド
47-14で慶應が準々決勝進出を決めました
スタッツを見ると
スコアほどの差はありませんでしたが
京産がマイボールスクラムを
6本中2本しか取れなかったことと
トライを取って追い上げムードが出てきた時に
ミスからトライを献上して
流れを手放してしまったことが
差となって現れました
前後半の嫌な時間帯に突き放すトライを取り
しっかり守り切った慶應
関東対抗戦3位の実力を見せつけました
前半に見事なトライを決め
攻守にチームを引っ張った山本凱
対抗戦最終戦の帝京戦で劇的な逆転勝利を収めてから
勢いに乗っている慶應は
準々決勝で早稲田と対戦します
2年前も準々決勝で実現した早慶戦
あの時はラストワンプレーで
早稲田が逆転勝ちしました
対抗戦では22-11で早稲田が勝っていますが
両校の差は紙一重でした
次の試合も激しい戦いになりそうです