〈詩〉閉まらない蛇口泣きに泣いてる私を貴方は叱咤した。急には止められないものだってあるの。貴方は強くて、強すぎて、私の理性は壊れたみたい。いつまでも、ぽたぽた...落ちるの。止まらないの。優しさに触れても止まらない。涙が余計に落ちてしまう。一度だけ、名も知らぬ誰かが私の涙を止めたの。すぐに去って行っちゃったね。次の人が私に触れたら、またぽたぽた落ちるようになっていた。ね、私の涙をあなたに止めてほしい。会いたいよ。