今年8本目の映画(DVD)です
あらすじ
1823年11月、凍てつくウィーンの街で1人の老人が自殺をはかった。
「許してくれモーツァルト、おまえを殺したのは私だ」
老人はうわ言を吐きながら精神病院に運ばれた。
数週間後、老人は神父に、意外な告白をはじめた…
誰もが認める天才、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
その才能をみせつけられ、彼に才能を与えた神をも恨む程嫉妬するアントニオ・サリエリ。
軸になるのは、サリエリがすさまじい憎悪でモーツァルトを死においやる過程なのですが…
全体を包む音楽のすばらしさ、当時の宮廷の華やかさ、コンスタンツェの可愛さetc…に
156分の上映時間、一度も退屈しませんでした
↑モーツァルトの奥さん、コンスタンツェ。
世界3大悪妻として悪名高い彼女ですが、この映画では天真爛漫で
モーツァルトを一途に思う、かわいい女性でした
東宝のミュージカル、「モーツァルト!」を何回か見たので
神童には程遠いモーツァルト像には慣れてきたつもりですが…
この映画のモーツァルトったらハンパじゃなかったです。
常識がないし、下品だし。
でも裏表のない、純粋なキャラでした。
死の間際、自分の作曲の手助けをしてくれたサリエリに
「あなたには嫌われているんだと思っていた。ごめんなさい。自分が恥ずかしい」
と語るモーツァルトに子供のような純真さを感じてホロリときました。
本当はサリエリに間接的に死においやられているというのに…
才能に嫉妬する、とまではいかなくても、自分ができない何かをサラッとこなしてしまう人を見て
羨ましく思ったり、時にはやっかんでしまったりって誰でも経験することだと思うんです。
その辺の感情をぎゅっと鷲づかみにされました。
DVD購入してよかった!って心から思える映画です
<<おまけのレビュー>>
そうそうそうそう、映画の中盤ででてくるメイド役の少女がどうも気になっちゃいました。
な~んか見たことあるな~~~~と思って映画を見終わってから調べたら
なんと彼女、若き日のシンシアニクソンでした
SEX and the CITYのミランダです
26年前の映画に出てるってすごいね!!!