銀河のさかな あいたいよ・・・
届かぬ想い 届けたくて
カワグェーテの 紙飛行機に
ありったけの想いのせて 放つ

ゆるり弧を描いたそれは、
ぽたりと落ちた

 

はじめからね 紙飛行機(こんなもの)じゃ
届くはずないこと知ってたんだ
『それだけ遠く それだけ遠く
君が行つてしまつただけさ』
それだけなんだ。それだけなんだ。

 

銀河のさかな あいたいよ・・・
届かぬ想い 届けたくて
サーカトーヴォの おさない気球に
ありったけの想いのせて 放つ

 

ひさひさと浮かぶそれは、
まるでイツカの-

 

はじめからね 気球(こんなもの)じゃ
届くはずないこと知ってたんだ
『それだけ遠く、それだけ遠く
君が行つてしまつただけさ』

 

はじめからね 気球(こんなもの)じゃ
届くはずないこと知ってたんだ
『それだけ遠く、それだけ遠く
君が行つてしまつただけさ』
それだけなのに。それだけなのに。

 

「ナルメリウスの宇宙の舟。
ありったけの想いのせて、今、あいにいくから。」

 

はじめからね 宇宙舟(こんなもの)じゃ
届くはずないこと知ってたんだ
『それだけ遠く、それだけ遠く
君は行つてしまつたのです』

 

はじめからね 宇宙舟(こんなもの)じゃ
あえるはずないこと知ってたのに。
それでも僕は-。
それでも僕は-。

 

 

 

 

 

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8639738

 

 

 

 

 

 

 

銀河鉄道の夜が好きです。

 

昔は仲のよかったカムパネルラ。

 

でも、思春期特有の環境の変化の中で

 

少しずつ彼と距離ができていきます。

 

 

 

 

貧乏な主人公と、裕福なカムパネルラ。

 

本当はもっと仲良くしていたいのに、

 

カムパネルラは

 

周りの目が気になって、

 

仲間はずれにされるのが怖くて、

 

なんとなくそのまま距離を縮められないまま過ごすようになります。

 

 

 

 

お祭りの夜も、彼はからかわれる主人公を気の毒そうに眺めただけでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人との距離感なんて

あっけなく分からなくなってしまうものです。

 

 

 

なんとなく会わなくなって。

 

なんとなく会えなくなって。

 

 

 

 

そんなものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも。

 

それでも僕は。

 

 

 

 

 

 

こんなものじゃ届くはずないと分かっていても。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも僕は。

 

君に何かを届けたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう季節ですよね。