一晩中デンマーク語の文章を訳した。太陽は昇ったがあと半分残っている。明らかに効率が悪いが、単語を一つ一つ辞書で調べていた。文法をよく知らないために確信の持てる訳は作れなかったがなんとなく意味は取れた。これでデンマーク人との交流は可能になった。
 だいたい二外のロシア語でさえまともに文章を読んだことがない。だがこの度のデンマーク語で自分の最大キャパが広がった気がする。根気と気合いが大事だ。
 部屋にデンマーク語の辞書があるのもなかなか珍しいことだと思う。買うのも大変だった。まず売ってない。自分がマニアックなものを追い求める性癖を持っているのは知ってはいたが今回ほど動き回ったのは初めてだ。出版社に直接買いに行ったのは初体験だった。しかも雨の中。単語帳レベルで4,000円、普通の辞書で9,000円、若干専門的な辞書に至っては34,000円。選択肢はこの3つ。いかに需要がないのかよく分かった。
 デンマーク語だけだったら良いものをそれ以外に九つもの語学を現在抱えている。悪夢だ。計10コの語学。しかも全部途中からだ。前期からやっとけば良かったとはあまり思わないが無事に単位を獲得できるかどうかはかなり怪しい。だが、おかげで逃げる気にもならない。むしろ笑えてくる。 そもそも語学が好きなのかというとそんなことはない。高校時代の英語は嫌いな科目の代表だ。そもそも高校の時は学校も自分もアプローチの仕方が悪かったのだと思う。言葉なのだから生きた形で教えるべきだろう。
 今と当時の違うところは自分から勝手にやっていることだ。途中からの授業も承知の上だ。
 これらの言語が役に立つかというとかなりグレーゾーンだが可能性は広がる。いろんな国を知るきっかけになる。悪いことではない。