闘病記 41話 -「意外な接点」 | ☆車椅子父ちゃんの人生劇場☆~只今入院中!~

闘病記 41話 -「意外な接点」

闘病記(改正版)の目次はコチラから

 
 
2008年 8月頃
 
手術後のリハビリが始まり
1週間ぐらいでお互い慣れてきて
リハビリ中に雑談するようになった。


高校の話題になり、何気なく自分
の母校の話をしたらリハビリ師の
彼女=長山さん(仮名)も同じ高校
出身だという。


詳しく聞くと僕の5学年下
であることが判った。

ここまではよくある話しだが、


「妹も同じ高校なんだけど6学年
 下だから知らないよね」と尋ねると

「妹さんは何か部活してましたか?」
 と言うので「男子ハンドボール部の
 マネージャーやってたみたいよ」と
 言ったら…

「美香ちゃん?(仮名)」と
 妹の名前を口にした。


「えっ、なんで知ってるん?」

「私もマネージャーやってたから」

「へぇー先輩か。じゃあ妹も長山  
 さんのこと知ってるんだぁ」

「2年間一緒にやってたから覚え
  てるはずですよ」



「だったら、妹も長山さんにいじ
  められていたんだー」

「いじめてないですよ~! しかも
 『妹も』ってどういう事ですか~」

「妹も・・・兄貴も・・・」

「そんなこと言ったらホントに
 いじめちゃいますよ!(笑)」


地元の病院とはいえ人口140万人
の市でこんな偶然に巡り合うとは
世の中広いようで狭いんだなぁと
感じた。


42話 -「お帰りなさい」へつづく