北海道・大樹町できょう、江崎グリコがポッキーとプリッツの形をしたロケットの打ち上げに成功した。
11月11日はグリコが「ポッキー&プリッツの日」と定める日で、それを記念してのイベントだ。
打ち上げの映像はインターネットで生中継され、約8万人が発射の瞬間を見た。
ロケットは目標の高度1,111メートルを達成した。
大掛かりな“仕掛け”の狙いは「バズマーケティング」にあった。
バズマーケティングの「バズ」とは、ハチの羽がはばたく音で、いわゆるクチコミマーケティングのことだ。
グリコは去年の記念日に「ポッキー」を含む1日のツイート数が180万以上となり、ギネス記録を樹立。
ことし、その記録の更新に挑戦し200万ツイートを目標に掲げている。
実際、世界記録達成イベントに参加しようという人たちのツイートが相次いだ。
江崎グリコのマーケティング本部の谷口竜太さんは「こちらからお願いしたわけではないが、
参加者はこの日を自分事として楽しんでいる」と分析。
口コミは実売にもつながった。
店頭では品切れが相次ぎ、その状況もツイートされ、さらなる購買意欲を掻き立てている。
ここ5年で11月のポッキーの売り上げは1.8倍以上に。
バズマーケティングで成功する企業が少ない中、専門家はこの成功を次のように話す。
「営業目的というのが直接伝わらないイベントをつくっている。
ツイッターでつぶやくにしても、ポッキーを買わなくても参加できる。
気軽に参加できて達成感がわくと、その商品に対して愛着がでて、それが購入につながる。」
企業の我を強く出しすぎないSNS戦略が消費者の共感を呼んでいるようだ。