おはようございます。ウィーン・フィルの公演が福岡であり、出掛けてきました。

特大のクルーズ船がぐんぐんと進むが如く圧倒的に

目を見張る安定感を保ちつつ曲を優雅に弾く名手かな

過ぎし日に尋ねた街の雰囲気が思い出されて感慨のなか

はげ山の一夜がぐっと躍動し心揺さぶる時間をつくる

後半はシェエラザードだヴィオロンの妙なる調べ心に沁みて

まだ若いドゥダメルさんが縦横にタクト振るって三昧境へ

弦の音が厚くふくらみ惚れ惚れと聴き入っていた至福の時間

裂帛の気合を入れて目の醒める音誘い出す指揮者にはっと
  *裂帛(れっぱく): 帛(きぬ)を引きさくこと。

聴きこんだ曲もパートをそれぞれに感じて楽し新鮮だった