実はデモの熾烈だった間中ずっと上海にいました。

私は中国語が比較的できるのと、どうも日本人に見えない顔をしているらしく、うろうろしても大丈夫でした。

さて、反日デモでにぎわっていた中国ですが、やくざの抗争に似てるなーと思ったわけです。

最近めきめき頭角を現してきた巨大なシマを持つ中華組と戦闘力はあるものの比較的仁義を重んじシマを守るだけの日本組の抗争です。

取り締まる法律は国際法としてあるものの、それを実行する警察である機関がない。

まあ、警察の目が届かない無法な世界と同じです。

中華組は血気盛んなチンピラを大量に抱えており、鉄砲玉にも困りません。そのうえ、カタギの者に平気で手をだし、組長もいちいち注意しません。

方や日本組は、戦闘力のあるのは幹部クラスのロートルばかり、若返りに失敗したうえ、カタギに手を出すをよしとせず、かたくなに防衛一方。

やくざの世界なら勝ち負けは正直明白ですな。

実際の世界では、負けはしませんが、決して勝てない相手です。

日中戦争でも苦しめられたのは結局一般市民が変化した民兵ゲリラなわけで、軍対軍の上、さらにゲリラとも戦わねばなりません。

中国から無知なチンピラが減るためには、教育が行き届く必要がありますが、全員がそこまで金持ちになるには地球資源が足りません。

じゃあ、やはり中国はずっと今のままの中国ということになります。

現中国政府が万が一反政府運動で倒れても同じく無知層の安定のために反日を利用するだろうから、永遠に同じです。

ではどうするか?

やくざの話にもどりますが、適当なところで手打ちが一番。

後は地道に一人でも多くの中国人に現実の日本を知ってもらうこと。

永遠のお隣さんはインテリもチンピラも要した大やくざ。

国は引っ越せないんだからしょうがないわな。