【メルマガバックナンバー】活用しよう!フルスコアのススメ | WBP Plus!店長のセレクト商品今昔物語

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吹奏楽・管打楽器のCD・DVD・楽譜のセレクトショップ「WBP Plus!」のブログです。





こんにちは!WBP Plus!の梅本です。

最近やっていなかったのですがメルマガのバックナンバーをちょくちょくブログで公開していこうと思います。

今日は2024年7月9日発行のメルマガ「活用しよう!フルスコアのススメ」です。

 

 

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今日は「活用しよう!フルスコアのススメ」ということで少しお話をしようかと思います。


WBP Plus!では、開店当初から「吹奏楽のフルスコアのみ」という商品がよく売れてきました。

「もっと増やしてほしい」というお声も頂いておりましたので、吹奏楽作品を追加する際には、出版社から販売されている限り、なるべくフルスコアも一緒に登録していました。

Yahoo!ショッピング店では規約変更の影響で今はすべての楽譜のフルスコアを扱っているわけではないのですが、人気の作品を中心に100タイトル以上、販売をしています。

楽天市場店ではもっとたくさんの取り扱いがあります。

▼Yahoo!ショッピング店の吹奏楽フルスコアはこちら

 

 


▼楽天市場店の吹奏楽フルスコアはこちら
https://item.rakuten.co.jp/wbpplus/c/0000000133/


フルスコアを買う理由は様々だと思いますが、エレクトーンに編曲する際には出版社経由で著作者の許諾が必要ですので、ご注意くださいね。


フルスコアを買うメリットについてはウェブメディアのWind Band Pressで作曲家の正門研一さんにコラムを書いていただいています。


▼「なぜスコアを買って勉強した方がいいの?」作曲家・指揮者:正門研一氏が語るスコアの活用と向き合い方

 

 


ぜひ全文を読んでいただきたいのですが、今日はいくつかポイントを抜粋してみますね。

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スコアは、舞台演劇における台本、シナリオのようなものだと思います。

パート譜は、演劇のシナリオから特定のキャストの台詞を抜き出したようなものですから、それだけで作品の全てをつかむことはできません。

そこがどのような場面なのか、誰と一緒にいるのか、誰と会話をしているのか、対立しているのか、などの情報は非常に限られます。

現に演奏(練習)している、あるいはこれから取り組もうとしている作品の全貌をつかもうとするのであれば、やはりスコアから、というのが理想でしょう。


「スコアリーディング」という言葉を耳にされたことがある方も多いと思います。

私はこれまでの経験から、演奏者(プレーヤー)こそスコアを上手に活用するとよいのではないかと考えています。


最初に書きましたように、スコアはシナリオです。

皆がシナリオを理解した上で合奏練習に臨めば、指揮者はより深いところにまで踏み込むことができます。


作曲家(あるいは編曲家)はスコアを書く時、ひとつひとつのパートを順番に書いていくということはまずありません。

つまり、極端な言い方をすれば、楽譜を「タテ」に書いていってるのです。

あなたのパートは必ずどこかのパートと関連づけられて書かれているのです。

あなたが演奏(練習)しているその部分、他の楽器がどのように絡んでいるか知っていますか?

個人練習やパート練習の時にそれを意識しながら取り組めば、自分がどのように演奏すればいいかが見えてくるでしょう。

コンクールの審査講評で「アンテナを張って」と書かれるケースがありますが、本番で突然「アンテナ張る」ことはなかなか難しいことです。

日頃から他のパートとの関わり方を意識して練習してこそ、普段とは環境の違う会場での演奏でも「アンテナを張る」ことができると考えます。


皆さんは、現在取り組んでいる作品の音源を聴く際自分のパート譜を見ながら、ということが多いのではないでしょうか?

それはそれで意味あることです。参考にすべき点も多く見つけることができるかもしれません。

時にはスコアを、他のパートやセクションに焦点をあてて聴いてみることも、作品の全貌を掴む上ではありかもしれません。

人間の耳というのは、自分に関心のある部分に焦点をあてて聴くものです。

敢えて他のパートやセクションに(意識して)焦点を絞って聴いてみることで、自分の練習、演奏のヒントが見つかるかもしれません。



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実際にはもっと長く詳しく書いていただいているのですが、上記は記事内の

・スコアとパート譜

・個人練習、パート練習の時こそスコアを

という最初の項目から抜き出したもので、さらに

・間違えさがし

・スコアにしか書かれていない情報がある

・まずは理論や理屈抜きにスコアを見てみよう

・せめて楽譜セットにスコアを1冊プラスして購入したい

・譜面(ふづら)そのものを楽しむ

・作曲家の書き方やクセが分かると面白い

・「しくみ」が分かると面白い

と続いていきます。

ぜひ全文読破していただきたいと思います。


▼「なぜスコアを買って勉強した方がいいの?」作曲家・指揮者:正門研一氏が語るスコアの活用と向き合い方

 

 




このメルマガの最初の方に、「フルスコアを買う理由は様々だと思いますが」と書きましたが、つまりそれは「どんな理由で買っても構わない」ということです。(違法行為のために買うのはやめてね)



ポップスやロックのCDを聴くときに歌詞カードを見る人も多いかと思いますが、吹奏楽を聴くときにフルスコアを読みながら聴くのも良い趣味だと思います。


フルスコアについては以前にメルマガでも書いたのですが、バックナンバーをブログで公開しているのでこちらも合わせてご一読ください。

▼持っていると何かと役立つ!フルスコアを買ってみよう!
(2022年5月10日メルマガバックナンバー)

 

 


このときのメルマガのポイントは、ざっくりと

・演奏の際に自分の役割を知るにはスコアが便利

・全体の流れを知って、「どんなふうに演奏するのがベターかな」と考えるのは楽しい

・選曲用に持っておくと便利(そのときのメンバーのレベルとのミスマッチを避けられる)

というようなことです。


勉強、選曲、趣味、いろんなことに活用できますので、ぜひどんどんフルスコアを集めてみてほしいなと思います。


▼Yahoo!ショッピング店の吹奏楽フルスコアはこちら

 

 


▼楽天市場店の吹奏楽フルスコアはこちら
https://item.rakuten.co.jp/wbpplus/c/0000000133/



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以上、メルマガバックナンバーでした。

それではまた次回!