こんにちは!

Founder/ExecutiveFellowの長濱です。

昨日、川越少年刑務所を訪問し、約3時間にわたり、大変貴重な意見交換と施設見学の機会をいただきました。

当日は、調査・支援部の福祉専門官、統括矯正処遇官をはじめ4名の皆様にご対応いただき、私を含め5名でお話をさせていただきました。

今回、私からは、

「出所後の『住まい・教育・仕事・仲間』を切れ目なくつなぐ」

という考え方を軸に、現在構想している社会復帰支援についてご説明しました。

ここで、誤解のないように申し添えておきたいことがあります。

川越少年刑務所をはじめとする矯正施設は行政機関であり、公平性・中立性が求められます。

したがって、特定の民間企業や一事業者だけと個別に連携するという性質のものではありません。

今回の訪問も、川越少年刑務所と当社との個別の事業提携や、特定の支援先として関係を構築することを意味するものではありません。

むしろ今回の大きな目的は、矯正施設における社会復帰支援の現場について学び、制度や実務の考え方を理解したうえで、私たち民間事業者が地域社会の中で何を担えるのかを考えることにありました。

施設内も丁寧にご案内いただき、さまざまな説明を伺いました。

実際の現場を見て、専門職の皆様から直接お話を伺うことで、資料や制度の説明だけでは分からない多くのことを学ぶことができました。

特に改めて考えさせられたのは、出所後の地域生活です。

社会へ戻った後には、

・住まい
・生活の安定
・学び直し
・就労
・相談できる人
・地域とのつながり

など、さまざまな要素が関係してきます。

これらは、一つの機関や一つの事業者だけで完結できるものではありません。

行政、福祉、医療、教育、就労支援、更生保護、地域、企業など、それぞれが役割を持ち、その中で必要な支援へつながる社会の仕組みをつくっていくことが重要なのだと思います。

私たち民間事業者にできるのは、その大きな社会資源の一つとして、自分たちが担える役割を着実につくっていくことです。

障害福祉サービス。

就労支援。

生活支援。

学び直しの機会。

地域社会との接点。

そして、社会の中で再び自分の役割を見つけるための環境づくり。

今回のお話を伺う中で、私自身がこれまで考えてきた事業構想についても、非常に多くの示唆をいただきました。

また、新しい発想もいくつか浮かびました。

ただし、それは行政機関との特別な関係を前提とするものではありません。

今回学ばせていただいたことをもとに、民間だからこそできる支援や事業を考え、地域の社会資源の一つとして形にしていくということです。

社会復帰支援は、一つの組織だけでは完結しません。

だからこそ、それぞれの立場と役割を正しく理解したうえで、必要な社会資源が地域に増えていくことが大切だと感じています。

今回の訪問で得た学びを、「勉強になった」で終わらせず、今後の事業づくりに生かしていきたいと思います。

ご多忙の中、長時間にわたり丁寧なご説明と施設見学の機会をいただいた川越少年刑務所の皆様に、心より御礼申し上げます。

大変貴重な学びの機会となりました。