大都会という名の砂漠に
人間の駱駝が生きている
汗も脂も乾き聞いて
背中の瘤は夢ばかり
アスファルトに足を痛めた
人の駱駝が残されて
親や友や兄弟たちが
振り向きながら遠ざかる
無口な駱駝の群れだけが
蹄を引きずって
西に消えた
生きていたい
生きていたいだけの
人間の駱駝
摩天楼の黄昏の中で
人間の駱駝の一人言
みんなきっと孤独なくせに
なぜに いつでも群れをなす？
あてなどないよな旅だけど
明日の自分が
なぜか恐くて
生きていたい
生きていたいだけの
人間の駱駝
生きていたい
生きていたいだけの
人間の駱駝
人間の駱駝/大塚ガリバー
ドラマ「青が散る」挿入歌
