昨日だが、自宅でジェームズ・キャメロン監督の『アバター』を見直してみた。

 

22世紀に入り、地球星系外の惑星パンドラに構えられた基地があって、そこに志願兵が送り込まれる。惑星パンドラには大自然の中に潜む、地球上最も価値のある鉱脈がる。これの採掘を行うため、そこに住まう先住民族ナヴィ族との親交を実現させなければならない。海軍兵として派遣された主人公は、ナヴィ族に成りすました「アバター」に人体転移する。先住民族に近づくことが出来た主人公は、そこで情報収集を行い、軍本部に報告するがそれを繰り返すうちに疑問が湧いてくるのであった。

 

この作品は過去にも3~4回観てきている。2009年上映当時も3D上映があったので見てみたが、映像の3Dの見え方が気になりすぎて目が追い付かずに字幕が満足に読めなかった記憶がある。字幕版と3D版と両方見たんだっけな。映画としては面白いというよりは戦闘シーンの数々が凄かったといえばいいのかな。

 

実写を除いてもフルCGシーンは2時間半以上ある中で9割を占め、その鮮明度は他に追随を許さず、興行成績の面でも最高位に躍り出た映像革命。まあ逆を言えば、ただそれだけのことである。先住民族の矢が人間の背丈に比べて大きいということにも改めて驚いた。キャメロン監督はとにかく映画がでかいのだ。

 

今度、『アバター/ウェイ・オブ・ウォーター』が上映される。イオンシネマでは3D上映も最新式で完備ということだが、カタカナでよくわからんかったが一体どんな感じなのだろう。まあ少なくとも近くはないのでそこに行くことはないが。

上映時間が3時間12分と長い。映像革命という言葉にはいまいちこちらが反応することはないが、今度は海を舞台にしているようなのでどんな戦いになっているのか気にはなる。正直、上映時間の長さでは都合がつかなさそうな予感がするのでこのブログでは記事にできるかどうかわからないので、前作を観て内容を思い出して観たわけである。構想14年、製作4年かけて作られたジェームズ・キャメロン監督作。今度の新作も構想と製作ともに10年は最低でもかかっているのだろう。映像体験を目的にしたい人はこの映画がいいだろうと思う。

 

YouTubeでは新たに『荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン』を動画アップロードしました。画像はジャケットですが、「さすらいの口笛」などとネーミングされていたらしいセルジオ・レオーネ監督『荒野の用心棒』は黒澤明監督『用心棒』の無許可リメイクだった。これを日本の映画評論家が見つけ、『用心棒』の製作に参加した東宝にチクったというわけで裁判になった、この伝説は有名であります。クリント・イーストウッドも主演を果たし、黒澤明には大変感謝しているとのコメントも発表された伝説なのだった。