いよいよ、釣り込みです。
この工程の説明は、靴職人ならではの工程ですので・・・
普通は、非常にわかりにくいです。
そのため、一挙にアップいたします。



技と匠のお店!SPORTS mikuni0595 ドンのたわごと


まず、アッパーに木型と中底をはめ込みます。
木型は、修理用ので純正のものではありませんので、
すでにHP内でお断りしておりますが、若干履き心地が変わる場合がございます。
ちなみに、この木型だけで両足¥20000します。
各サイズをそろえるだけでも一財産です。

木型にそって、釣り込みペンチで釣り込んでいきます。
釣り込みペンチは、¥8000します。
釣り込みの一発目が、スパイクの顔を決めます。
ここが、まずいと不細工なスパイクになってしまいます。
先日も、お話しましたが・・・スパイク工場では、この工程は自動で機械がいたします。
手では、釣り込みませんのでこういった手作業のできる職人さんは減少しております。
この工程は、感と力加減とバランスが物を言いますので・・・
どのくらい?といったマニュアルはございません。
スパイクのゆがみの修正もこの工程で修正いたします。

すべて釣り込み終われば、タックスを打ちます。
かかとは、10mmのタックスを使います。
軽さを優先するため、最近のスパイクはこの工程はなくなりつつあります。

一番下が、アッパー修正後釣り込みまで終わった状態です。
まだ、ここまでいってもソールを貼り付けまではもう1工程あります。