(森田side)















保「だから、ひぃちゃんは何も悪くないねんで、?」












誰かにもう一度会えるとしたら私は君にとお願いをしたい。









幸せな日が幸せな日々が










あの日、パッと消えた










悔やんでも悔やみきれない。









ねぇ、もう一度でいいから、、もう一度だけ、、












そっと願った祈りがなにかの奇跡を起こして、、








お願いだから、、、、










私の足元にある綺麗な彼岸花に1粒の涙が落ちる。














さっきまで曇っていたはずの空が街を照らし、優しい風が私の頬を撫でる。
















保「んもぉ、ひぃちゃん!だめやろ?」





森「、、えっ、??」





何が起きたか分からない。








保「まったく、相変わらず保乃のこと好きやなぁ、」


森「なんっ、、ど、、、」


保「なんでやろな、、、ひぃちゃんが呼んどる気がしたんよな、」


森「、、っ、、」



保「ほらー、笑ってやー」



涙でグチャグチャな私の顔を、保乃が両頬を摘み伸ばす



森「、、やめ、っ、、」



保「んはは、変な顔やな、笑」




あの人変わらず優しい笑顔、、



森「、、、っ、ずっと、、そばにいてよ、、」



私はほのに抱きつく。



暖かくていい匂いな保乃に包まれる。





私の頭を撫で綺麗に微笑む君を、、、






もう手離したくない、、、







私は強く抱きしめた。






保「もぉ、ひぃちゃん、しっかりしぃよ」






森「あれ、、?ほの、、?透けてな、い、、、?」






先程まで、晴れていたはずなのに太陽に雲が掛かり出す。



先程まで感じていた温もりは徐々に弱くなり保乃が透け出す。






保「、、、んふ、、時間みたいや」



森「いや!、おねがい、、」



保「、、ひぃちゃんはほのがおらんくても平気」


森「いやっ、、へいきじゃない!お願いだから、、」


保「ほら、笑って?」



森「、、、っ、、」



保「最後のお願い」


森「最後、、なんてっ、、、いわないで、、、」


保「あの日、、のこと、恨んで、へんから」


森「、、ほ、、のっ、、、」


保「やから、、、笑って?」


森「、、、(    」



保「ほらいい笑顔、、」











保乃は光になって一瞬にして消えた。

















曇り始めていた空はいつの間にか晴天に変わっていた。










森「、、、またあえる日まで、、かっ、、」





















先程綺麗まで、咲いていた赤い彼岸花は白い彼岸花に色を変えていた。




































その花の花言葉は