ポップでキュートな学園ラブコメディ。
平凡な主人公が様々なヒロインと絆を深めていく。

一人は物心つく前に実は主人公と出会っていた霊感体質ヒロイン。

十数年ぶりの再会も、彼は交わしたはずの大切な約束を

忘れてしまっている様子。
「むうう。自分から言うのは負けた気分がするし……

霊たちをけしかけてでも思い出させてやるのだわ!」
なお再会して2日後にまた引っ越しの危機があった。

一人は昔から世話を焼いてもらっていた、

隣の家の先輩系ヒロイン。

ときに厳しく、ときに甘く、

その包容力は姉以上で母以上。

ただしキレると鬼のように怖い。
「まあまあ、こんなに泥だらけになって。

昔みたいに一緒にお風呂に入ってテンモーカイカイしましょう?」

一人は雨宿りのために軒先を借りたら

一目惚れされたストーカー気質のヒロイン。
最初に言葉を交わしたのはその日の夜、

主人公が違和感を覚えて自分のベッドの下を覗き込んだときである。
「……好き! きゃっ、言っちゃいました! 

婚姻届はいつ出しますか?」

その学園には『伝説の木の下で恋愛脳の女神を

召喚したものはいかなる恋も叶う』という言い伝えがあったが、
恋する者達がライバルの抜け駆けを許すわけもなく。

かくして今日も、クマといちゃつく女神を天上に残したまま、

恋の大戦争は続くのであった———