失敗しない!ラベンダーの土づくり
アロマやガーデニングで大人気のラベンダーですが、「育てる途中で枯らしてしまった」という失敗談をよく耳にします。その原因のほとんどは、日当たりや水やりではなく「土の環境」にあります。地中海沿岸が原産のラベンダーは、乾燥した気候とカラッとした土壌を好みます。日本の高温多湿な環境で元気に育てるためには、ラベンダーが喜ぶ土を用意してあげることが何よりも重要です。ラベンダーが好む土の「2つの黄金条件」失敗しない土づくりに必要な要素は、大きく分けて以下の2点です。1. 抜群の「水はけ(排水性)」と「通気性」ラベンダーは根が加湿状態になると、すぐに根腐れを起こしてしまいます。水を与えたあと、いつまでも水が残らずにスッと抜けていく「水はけの良い土」であることが絶対条件です。2. 「弱アルカリ性~中性」の酸度調整多くの草花は弱酸性の土を好みますが、ラベンダーはpH6.5~7.5(弱アルカリ性~中性)の土壌を好みます。日本の土や雨水は酸性に傾きがちです。酸性のまま植えてしまうと生育不良を起こすため、苦土石灰などを混ぜて酸度を適切に調整する必要があります。【実践】ラベンダーに最適な土のつくり方■ 手軽に楽しみたいなら「市販の専用土」初心者の方や手軽に植え付けたい場合は、市販の「ハーブ用の土」や「ラベンダー専用の土」を利用するのが一番確実です。あらかじめ水はけが良く酸度も調整されているため、失敗のリスクを大幅に減らせます。■ 自分でブレンドする場合(鉢植え用)自分で土を作る場合は、基本の土に排水性を高める資材と石灰を配合します。 赤玉土(小粒):6 腐葉土:3 軽石(小粒)またはパーライト:1 苦土石灰:土1Lあたり小さじ1程度これらをしっかり混ぜ合わせることで、通気性を保ちつつ余分な水分を素早く排出する理想的な土が完成します。■ 庭植え(地植え)の場合の土づくり地植えにする場合は、植え付けの約2週間前から準備を始めましょう。 酸度調整:1㎡あたり100g程度の苦土石灰を混ぜ、しっかり耕して馴染ませておきます。 水はけ改善:植え付け時に腐葉土や軽石、パーライトを1~2割ほど混ぜ込みます。 高畝(たかうね)にする:周囲よりも土を10~15cmほど高く盛り上げて植え付けると、雨が降っても水がたまらず根腐れを防げます。失敗を防ぐためのワンポイントアドバイス 鉢底石をしっかり敷く:鉢植えの場合は、必ず鉢の底に2cmほど鉢底石(軽石)を敷き詰めてから土を入れましょう。目詰まりや根の酸欠を防ぎます。 肥料は控えめに:肥料(特に窒素分)を与えすぎると、葉ばかりが茂って風通しが悪くなり、夏の暑さで蒸れて枯れる原因になります。元肥は控えめに施しましょう。まとめラベンダー栽培の成否は「土づくり」で決まると言っても過言ではありません。「水はけを良くすること」と「酸度を弱アルカリ性に整えること」の2点を押さえれば、日本の気候でも元気に美しい花と香りを楽しませてくれます。ぜひ今回ご紹介した土づくりにチャレンジしてみてください!