きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

昨日は1dayレッスン「糠床作り」でした。

子供の頃から母手製のお漬物しか食べられませんでした。

好き嫌いが多い子供で食べられないものの方が多いくらいでした。

休職のおかずはほとんど手を付けない、お肉の加工品や冷凍食品、乳製品は給食の

牛乳くらいでチーズもヨーグルトも食べない。

生もの（貝類やお刺身）やお肉もあまり食べないし・・・。

外食もあまり好きではなくて、近所や家族でよく行くお店ならOKだけど、作り手が見えない

お店はNG。

注文するものは毎回ほとんど同じもの。

ファストフードやコンビニ弁当を食べたいと思ったことはない。

10年くらい前に「チキンラーメンって食べたことない」と言ったらまわりにドン引きされて、

お歳暮で会社に届いたチキンラーメンを「美味しいから食べてみて」と押し付けられました

そう言えば、吉野家も「入ったことない」と言ったら、これもドン引きされて、化石扱いされ

ました

成長期に訳の分からない食品を無意識に選択しなかった自分は結構エライと思って

います・・・。

今はジャンクなものも食べたいときがあって、そのときは食べます。

成城石井のお惣菜はコロナ禍(外食が減って）から食べるようになりましたし、ファスト

フードも1年に数回くらいは食べます。

昨年は主人の実家や病院を行ったり来たりすることが多く、23時ころになるとお店は

ファミレスくらいしかなくて何度か寄ってみたけど・・・。

本当に困ったときだけでいいかな～。

そんな私は発酵食品作りがライフワークになっています。

今年初の発酵食品作りのレッスンは糠床作りです。

美しい仕上がりです

手を抜いたら手を抜いた味になりますし、手塩にかけたらそれだけ健康的で美味しい

物が出来ると思っています。

また、何日もかけて作ったお料理は何となく重い感じ(気持ち）がするし、遠いところから

取り寄せた材料で作り、手の込んだお料理は心を複雑にするような気がします。

ときどきは良いけど、家庭料理は作り手の元気な常在菌が入っていて、シンプルなものが

一番おいしく感じます。

人は食べたもので作られます。

身体だけではなくて、食は心も思考も育むと思っていますので出来合のものや添加物

たーっぷりのもの、輸入された材料が多く使われているものばかりでは腹が膨れても

思いやりの心や柔軟な考え方は膨らみません。←自論です。

発酵食品作りのレッスンは手間は掛かれど儲けはないというのが実情ですが、それは

どうでもよくて、レッスンを通して伝えたいことがたくさんあるし、皆さんに体験していただ

くことや母から学んだことを次の世代につなげていけたら大満足

着付けのお稽古でもよく言ってますが

「片付けることは次のための準備です。だからいつも丁寧に」と。

これは着付に限らないと思っています。

日常は準備と片付けの繰り返しです。

片付けることを丁寧に意識すれば自ずと丁寧な生き方に繋がっていきます

私の糠漬けのお味は・・・1回目の捨て漬けは少し塩味が強め、2回目は甘味が加わり、

豊かな味わいになりました。3回目が楽しみです

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